OpenCoreの0.7.4が公開されたので0.7.3からアップデートしました。大きな変更は無いので、0.7.3のconfig.plistがそのまま動くと思います。
0.7.4をダウンロードする
公式のダウンロードページは以下です。Kext Updater.appがダウンロードしてくれる内容を使っても良いです。
OpenCore bootloader. Contribute to acidanthera/OpenCorePkg development by creating an account on GitHub. Releases · acidanthera/OpenCorePkg - GitHub |
OpenCore 0.7.4とmacOS 11.6で動作確認している手元のマシンは以下です。また、kext類はKext Updaterを使って最新版に入れ替えてあります。macOS 12 public beta (21A5543b) でも動作しました。
- ASRock Z590 Extreme + 10900K + Radeon 5700XT + macOS Big Sur 11.6
.efiファイルを差し替える
更新するためには、今までと同様に、X64の方のフォルダの中身を、現用のファイルと入れ替えます。入れ替えるべきファイルは、いつもの通り以下です。
- EFI/BOOT/BOOTX64.efi
- EFI/OC/OpenCore.efi
- EFI/OC/Driversの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenCanopy.efiとOpenRuntime.efi
- EFI/OC/Toolsの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenShell.efi
ACPIとKextsは、OpenCoreの範疇では無いので変更不要です。
config.plistを更新する
現在のconfig.plistをconfig_old.plistと改名し、配布パッケージに入っているsample.plistをコピーして持ってきて、これをconfig.plistにしました。PlistEDPlusを使って、双方を開いて、古いconfig.plistの項目をコピーする方針で、新しいconfig.plistを作りました。
config.plistで設定する項目に変更はありませんでした。ただし、
- Misc/Security/SecureBootModelの設定をDefaultに変更しました。T2チップが乗っていないhackintoshでは、x86legacyに設定するのが良いというニュアンスの表現が、前バージョンの説明書に書いてありました。これに対して、今回のバージョンでは、macOS 12以降は機種に合わせた方が良いという追記がありました。DefaultにしておくとSMBIOSのボードIDの記述に合わせて設定してくれるそうです。(以前のバージョンではDefaultにしておくとx86legacyになってました)いずれにしてもDefaultにしておくのが良いようなので、そうしておきました。SMBIOがしっかり設定できていないようならば、ここで機種を指定した方が良いかもしれません。
これで、0.7.3から0.7.4に移行できました。