OpenCoreの0.8.9が公開されていたので0.8.8からアップデートしました。config.plistに大きな変更はありませんでしたので、0.8.8 のconfig.plistそのままでも動きます。
0.8.9をダウンロードする
公式のダウンロードページは以下です。Kext Updater.appがダウンロードしてくれる内容を使っても良いです。大きな変更点は無いようです。
OpenCore 0.8.8とmacOS Venturaで動作確認している手元のマシンは以下です。今回のタイミングで、AppleALC.kext, WhateverGreen.kextがアップデートされましたのでそれを入れ替えてました。そのほかのkext類は0.8.8の時のままです。
- ASRock Z690 Steel Legend + 13900K + Radeon RX 6600 KT + macOS Ventura 13.2.1
.efiファイルを差し替える
更新するために、今までと同様に、X64フォルダの中身を、現用のファイルと入れ替えます。入れ替えるべきファイルは、いつもの通り以下でした。
- EFI/BOOT/BOOTX64.efi
- EFI/OC/OpenCore.efi
- EFI/OC/Driversの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenCanopy.efi, OpenRuntime.efi, ResetNvramEntry.efiです。
- EFI/OC/Toolsの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenShell.efiです。
ACPIとKextsは、OpenCoreの範疇では無いので変更不要です。
config.plistを作り直す
現在のconfig.plistをconfig_old.plistと改名し、配布パッケージに入っているsample.plistをコピーして持ってきて、これをconfig.plistにしました。Xplistを使って、双方を開いて、古いconfig.plistの項目をコピーする方針で、新しいconfig.plistを作りました。
config.plistで変更された項目は以下だけでした。
- UEFI/QuirksにResizeUsePciRbIoという項目が追加されていました。メモリー確保に関連してCapability I/O Errorを出すシステム対策のようでした。デフォルトはfalseだったのでそのままfalseに設定しました。
結局は、デフォルトのままですので、古いconfig.plistのままでも、変更なしで起動します。