サイトアイコン Boot macOS

Big Surをクリーンインストールする (OpenCore + Z390)

メインで使っているZ390マシンにmacOS Big Sur 11.0.1をクリーンインストールしました。macOSの本体とユーザディレクトリを別のSSDに分けて入れてありました。そこで、前回作成したインストール用USBを起動し、macOS本体が入っているSSDだけを初期化し、Big Surをインストールしました。。

システムの構成

Big Sur公開初日にZ490マシンにクリーンインストールしました。

Big Surをクリーンインストールする (OpenCore + Z490)

2日目の今日は、メインで使用しているZ390マシンにもクリーンインストールします。こちらのマシンです。現在は、OpenCore 0.6.3とCatalinaの最新版が動いています。

ASUS ROG MAXIMUS XI HERO (Z390), 9900K

Z490の方は、ほとんどデータがなかったので、クリーンインストールも簡単でした。でもこちらのマシンは、いろいろデータが入っています。Dropbox、iCloud, Timemachineなどでバックアップされているので、最悪、全部消えても困りませんが、できれば残しておきたいです。

幸いなことに、macOSの本体と、ホームディレクトリを別のSSDに置いていました。diskutil listコマンドで見ると、以下のようになってます。(TimemachineやWindowsなどのドライブも接続されているのですが省略しました。なので、番号が飛んでます)

% diskutil list
/dev/disk1 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *250.1 GB   disk1
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk1s1
   2:                 Apple_APFS Container disk6         249.8 GB   disk1s2

/dev/disk4 (internal, physical):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      GUID_partition_scheme                        *960.2 GB   disk4
   1:                        EFI EFI                     209.7 MB   disk4s1
   2:                 Apple_APFS Container disk7         960.0 GB   disk4s2

/dev/disk6 (synthesized):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      APFS Container Scheme -                      +249.8 GB   disk6
                                 Physical Store disk1s2
   1:                APFS Volume Mojave                  56.6 GB    disk6s1
   2:                APFS Volume Preboot                 127.3 MB   disk6s2
   3:                APFS Volume Recovery                1.0 GB     disk6s3
   4:                APFS Volume VM                      2.1 GB     disk6s4
   5:                APFS Volume Macintosh HD - Data     139.8 GB   disk6s5
   6:                APFS Volume Macintosh HD            12.2 GB    disk6s6

/dev/disk7 (synthesized):
   #:                       TYPE NAME                    SIZE       IDENTIFIER
   0:      APFS Container Scheme -                      +960.0 GB   disk7
                                 Physical Store disk4s2
   1:                APFS Volume home                    830.7 GB   disk7s2
   2:                APFS Volume Preboot                 20.5 KB    disk7s3
   3:                APFS Volume Recovery                20.5 KB    disk7s4
   4:                APFS Volume VM                      2.1 GB     disk7s5

物理ディスクは

です。

つまり、disk1および6がある250GB SSDには、macOS本体と、後から追加したドライバーやアプリケーション類が入っています。最近はパッケージで買うアプリケーションは皆無になりましたので、いずれもネットから再ダウンロードすれば良いものです。なので、250GB SSDの論理ボリュームは全部消去しても困らないと考えました。また、250GB SSDのESPには、OpenCore類が一色入っています。これは残しても良いのですが、サイズは小さいので、バックアップしていてから、SSD全体を削除して、その後復活させることにしました。

USBインストーラを起動

昨日の記事で作ったUSBインストーラを使います。まずは、このUSBメモリのESPの部分に、現在使用しているdisk1のEFIをコピーしておきます。これでUSBメモリから起動できます。disk1から起動することも可能ですが、これから消去する予定なので、ここでバックアップしておきます。

これでBIOSでUSBインストーラを指定して起動できます。昨日のZ490へのインストールの時は復旧(Revoery)画面が日本語でしたが、今回はなぜか英語画面でした。

クリーンインストールする

まずはDisk Utilityを選んで、250GB SSDを綺麗に全消去します。

ここでEraseボタンを押したら元には戻れません。ひたすら進むだけです。Disk Utilityを終了して、最初の画面に戻り、Install macOS Big Surを選びます。

さらに、インストール先に、先ほどフォーマットしたボリュームを選び、インストールを開始します。

この先は、前回と同じく、数回ほど再起動しつつ、インストールが進んでいきます。インストールが一通り終了すると、国選択の画面になります。

この後、いくつかの設定をすればインストール完了です。

USBメモリのESPの内容を、M.2 SSDの方に書き戻しておけば、SSDで起動するはずです。

ホームディレクトリを復活

インストール直後は、インストール先の/Users以下にホームディレクトリがあります。クリーンインストールしたので中身は空です。そこで、今まで使っていた2.5インチSSDの場所にあるディレクトリに、ホームディレクトリを移動します。「システム環境設定」「ユーザとグループ」で「変更するにはカギをクリックします。」を選び、自分のユーザアカウントの上で右クリックして、「詳細オプション…」を選べば、ホームディレクトリを元の場所に戻せます。これで再起動すれば、Catalinaで使っていたファイルが全て使えます。

まとめ

OpenCoreで起動しているZ390マシンにBig Surをクリーンインストールしました。ホームディレクトリをmacOSとは別のSSDに入れてありましたので、それを残しつつ作業しました。

モバイルバージョンを終了