HomePod miniにはType-Cのケーブルがついています。これをASUSマザーボードバックパネルのType-Cコネクタに接続したら、macOSのファインダーにHomePodが現れました。この状態でHomePodのメンテナンスが可能です。
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HomePodをhackintoshに接続する
HomePodにはUSB Type-Cのケーブルが1本だけついてます。本体からは抜けないので、生えている感じです。電力供給専用だとばかり思っていたので、これを自作PCに接続したらどうなるかとは考えてませんでした。
ところで、最近HomePod miniの調子が時々良く無いです。iPhoneと連携する機能をリクエストすると
「接続で問題が起きています。iPhoneがこのHomePodと同じWi-Fiに接続されていることを確認してください。」
という返答をすることがあります。検索すると、そういう状況で困っている人は多くて、
- Wi-Fiを2.4GHzにしたり、
- HomePodを初期化したり、
- iPhoneを再起動する
と一時的に治るようでした。その対処法の一つに、HomePodをMacにUSB接続して初期化する方法が書いてありました。
「そんなことが可能ならばhackintoshでも試したい」ということで、ASUS Z390 + 9900K + OpenCore 0.6.4 + Big Sur 11.1で構成した自作マシンのバックパネルType-Cコネクタに、HomePodを直結してみました。するとなんと、ファインダーにHomePodが現れました。
HomePodの上面LEDはオレンジ色で点滅します。これはオーディオ用パワーアンプを駆動するためには電力が不足していることを表しているらしいです。マザーボードのType-CコネクタにはUSB 3.1 PDの機能はなく、5V 2Aが出ているだけなので電力不足です。でも「HomePodを復元…」する機能は使えるようです。
システム情報で調べると、480Mbps接続しているようです。USB 2.0のHigh-Speedモードですので、おそらくは変換器経由でUSB 2.0/3.0 Type-Aコネクタに接続しても、同様にファインダーに現れるのではと思います。
HomePodを復元する
ファインダーウィンドウで唯一できることは、「HomePodを復元…」することのようです。試さないわけにはいかないです。これをクリックすると、こんなダイアログが出ます。
何かのメディアもデータを入れたつもりもないので、ためらうことなく、復元ボタンを押しました。
すると2.29GBの「HomePodソフトウェア・アップデート」のダウンロードが始まりました。おそらくはHomePodのOSがアップルのサーバからダウンロードされ、これによりHomePodがアップデートされるのだと思われます。
この後「ファームウェアが復元」されて、工場出荷時状態になりました。
おまけ:Apple TVも接続してみた
5年前のApple TV (2015) にもType-Cのポートがあったので、同じくZ390マザーボードに接続してみました。こちらもファインダーに現れて、復元とアップデートができました。ソフトウェアアップデートのサイズは2.85GBでした。USBの接続は、やはり480MbpsのHigh-Speedモードです。ちなみApple TVにメンテナンス用USBポートがついているのは2015モデルまでで、2017モデルからは廃止されてます。またType-Cなのは2015モデルだけです。
まとめ
Big Surが動いている自作PCに、HomePod miniをUSB接続したら、ファインダー上に現れて、ソフトウェアのアップデートなどが可能でした。Type-Cケーブルは単なる電源用だと思っていたので意外でした。