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Sonnetの互換GPUリスト (2019年1月版)

Sonnet社が自社GPUボックス経由で使用できるmacOS互換グラフィックスカード一覧を公開しています。今回、RX 560/590が互換リストに追加されました(2019.1)。Hackintosh用パーツ選択の参考になります。

SonnetはMacのThunderbolt 3コネクタに接続する外部GPUボックスを開発・製造・販売しています。

そして、下記のページで、macOSと互換性のあるグラフィックスカードの一覧などの資料を公開しています。

Sonnetの外部GPUボックスは、AppleのExternal Graphics Development Kitにも採用されているほぼ純正みたいな存在です。またOSからは、Thunderbolt 3はPCIe x4 (PCIeのレーンが4本) と同等に見えます。Thunderbolt 3での接続は、PCIe x4スロットへの接続と同様に扱われます。なので、このリストで互換性があるとされたグラフィックスカードは、HackintoshのPCIeスロットに挿してそのまま動くカードと考えて良いです。

macOSで使えるAMD GPU

互換表のPDFファイルは以下から入手できます。

クリックしてCompatibility_Graphics_Cards.pdfにアクセス

市場に出回っている多数の製品に対して互換性がチェックされているようですので、Hackintosh用グラフィックスカード購入の際は、これで確認しておきましょう。ただし、元々の外部GPUボックスがmacOS High Sierra 10.13.4以降を動作対象としています。なので、このリストは、

を示しています。その冒頭部分、AMDリファレンス(ファンデーション)バージョンの部分を示します。

「macOS/Windows」の項目にMの文字があるものがmacOSで互換性のあるカードです。これを見ると、AMD純正製品では、

が互換カードとされています。ただ、RX 560は、他の項目を見ると10.14.1以降限定かもしれません。

AMD純正カードに続いて、以下のブランドで販売されているAMD GPUカードの互換性が記されています。

これによると、ブランドごとの差は無いようです。GPUチップによってのみ互換・非互換が決定するようです。まとめると以下のようになります。

2018年末に発売されたRX 590が互換リストに加わりました。RX 580製造プロセスが微細化されてクロックが上がっただけのモデルらしいので当然かと思います。また、10.14.1になりRX 560が追加されました。RX 560は不具合があるという報告もあったのですが、10.14.1で対策されたのかもしれません。一方でRX 460/550は非互換です。460と560は近いモデルなので、10.14.1以降なら動くような気もしますが、古いモデルなので除外しているのかもしれません。


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NVIDIA GeForce は非互換

macOS 10.14になってからアップル社の認証が降りずにWebドライバを公開できていないNVIDIAのカードは、このリストで非互換となっています。macOS 10.13なら動く気もするのですが、10.14が出る前のリストでも非互換となっていました。ひょっとしたら10.14でNVIDIAを排除するというアップルの方針を予知していたのかもしれません。

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