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OPENCORE 0.6.6から0.6.7に更新

OpenCoreの0.6.7が公開されてかなり経ってしまいましたが、ようやく0.6.6からアップデートしました。config.plistの変更点はほとんどありませんでした。

0.6.7をダウンロードする

公式のダウンロードページは以下です。Kext Updater.appがダウンロードしてくれる内容を使っても良いです。

OpenCore bootloader. Contribute to acidanthera/OpenCorePkg development by creating an account on GitHub.
Releases · acidanthera/OpenCorePkg - GitHub

OpenCore 0.6.7とmacOS 11.2.3で動作確認している手元のマシンは以下です。

.efiファイルを差し替える

更新するためには、今までと同様に、X64の方のフォルダの中身を、現用のファイルと入れ替えます。入れ替えるべきファイルは以下でした。

ACPIとKextsは、OpenCoreの範疇では無いので変更不要です。

config.plistを更新する

現在のconfig.plistをconfig_old.plistと改名し、配布パッケージに入っているsample.plistをコピーして持ってきて、これをconfig.plistにしました。PlistEDPlusを使って、双方を開いて、古いconfig.plistの項目をコピーする方針で、新しいconfig.plistを作りました。

変更点は以下のようでした。

いずれも大きな変更ではなさそうです。以上の設定で、0.6.6から0.6.7に移行できました。

バージョンが更新されない

0.6.7にアップデートしたものの、Kext UpdaterやHackintoolでチェックすると0.6.6のままだと言われて、0.6.7のダウンロードを推奨されました。これはnvramの更新ができていないためのようです。ターミナルから、

nvram 4D1FDA02-38C7-4A6A-9CC6-4BCCA8B30102:opencore-version

とタイプして、OpenCoreのバージョンを示す変数を取得すると、以下のように表示されてしまいました。

4D1FDA02-38C7-4A6A-9CC6-4BCCA8B30102:opencore-version	REL-066-2021-02-02

066の設定のままでした。この問題は、OpenCoreの起動画面でnvramをリセットする項目を選べば解決します。もしくは、ターミナルから

sudo nvram 4D1FDA02-38C7-4A6A-9CC6-4BCCA8B30102:opencore-version=""

とタイプして、この変数を削除してしまうことでも解決します。nvramコマンドでは、何も無い値を設定することで変数を削除できます。なので、この後にnvramコマンドで確認すると、

nvram 4D1FDA02-38C7-4A6A-9CC6-4BCCA8B30102:opencore-version
nvram: Error getting variable - '4D1FDA02-38C7-4A6A-9CC6-4BCCA8B30102:opencore-version': (iokit/common) data was not found

というように表示されて、この変数が消えていることがわかります。正しいopencore-version値は、次の再起動時に自動的に更新されます。再起動後にnvramコマンドを入力すれば、

4D1FDA02-38C7-4A6A-9CC6-4BCCA8B30102:opencore-version	REL-067-2021-03-01

と表示されるようになりました。Kext UpdaterやHackintoolもOpenCoreの新しいバージョンを認識するようになりました。

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