(10.14.5が配布されたのでこの情報は不要になりました。)
この記事の執筆時点で配布されているmacOS Mojave 10.14.4はビルド18E226です。しかし最新のiMac Eearly 2019には18E2034が搭載されています。これが簡単に入手できることがわかりました。
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新iMac対応Mojaveが欲しい
第9世代CPU 9900KでHackintoshを作ったら、機種ID、シリアル番号、ボードIDなどのSMBIOS設定も同じCPUを搭載するiMac Early 2019に合わせたいところです。ところがボードIDを27インチiMac Early 2019の値、Mac-AA95B1DDAB278B95に設定するとmacOSが起動しません。
Cloverのブートオプションに-no_compat_checkを追加するだけで簡単に回避できるのですが、できれば対応したmacOS Mojaveが使いたいと考えていました。10.14.5が出るまで待たねばと思っていたところ、コメント欄から、実機に搭載されている10.14.4 (18E2034)が入手できたとの情報をいただきました。試してみました。
iMac19,1の設定でMojaveを入手
入手方法は簡単で、iMac19,1として動いているマシンからApp Storeに接続してMojaveをダウンロードするだけです。
今回使用したマシンは、ASUS MAXIMUS XI HEROに9900Kを搭載したHackintoshです。iMac E2019が店頭に出回る前には、このマシンをMacmini8,1と設定していました。その時に、App StoreからMojaveを入手して、インストールしていました。これをiMac19,1のSMBIOS情報に設定し直した状態の「このMacについて」ウィンドウが以下です。
ビルドは通常配布されている18E226であることがわかります。iMac19,1に設定すると、上で述べたようにそのままでは起動しないので、Cloverのブートオプションに-no_compat_checkを追加して無理やり起動しています。CPUは9900Kなのですが、表示では不明になっています。この状態で、再び10.14.4を入手し直します。まずは、App Storeへ接続し、Mojaveを検索してそのページに移動します。
ここで「入手」をクリックすると、いつものようにソフトウェア・アップデートのウィンドウに移動します。次にダウンロードボタンを押すと、macOS Mojaveインストール.appを入手することができます。
この方法で入手できるインストーラのバージョンは14.4.10です。
これを使ってMojaveをインストールすると、ビルドが18E2034になります。
プロセッサは不明のままです。(途中でメモリを追加したので容量が増えていますが同じマシンの画面です。)
18E2034はEarly 2019限定?
面白いことにiMac19,1(と多分iMac19,2)に設定されていないマシンからApp Storeに行っても、18E2034はダウンロードできないようです。本物のMacでも試みましたがダメでした。その場合、ダウンロードされるインストーラのバージョンは14.4.08になります。これをインストールするといつものビルド番号である18E226になります。
手順のまとめ
以上から、現時点で、9900Kマシンを作って対応したmacOSを入手する手順はこうなると思います。
- 9900Kマシンを作る
- 本物のMacでMojave 10.14.4インストーラを入手する。本物はおそらくMacがiMac Early 2019では無いので、18E226になる。
- 9900Kマシンにインストールする。この時、SMBIOSをiMac19,1に設定しても良いが、ボードIDの関係で起動しないので、ブートオプションに-no_compat_checkを追加しておく。
- 起動した9900KマシンからApp Storeへ行って、再度10.14.4を入手してインストールする。これでビルドが18E2034になる。