VenturaのPublic Betaをインストールしました。OpenCoreとkext類をnightly build版にアップデートしておけば、macOS 12.4を起動する設定のままで問題なくインストール、起動できました。
Table of Contents
Ventura Public Betaが来た
昨夜(米国時間で2022/7/11)のうちに VenturaのPublic Betaが配布されていました。Apple Beta Software Programu登録済みMacの「システム環境設定」「ソフトウェア・アップデート」に登場してました。容量は3.84GBだそうです。前回のMontereyパブリックベータの容量が11.73GBでしたので、4分の1です。今回のアップデートは小規模なようです。インストールしたマシンは、ASRock Z690 Steel Legend + 12900K + RX 6600 XT + OpenCore 0.8.2 + macOS Monterey 12.4で構成した自作PCです。
追記 (2022/7/20):配布方式が変更されたようで、従来のメジャーアップデートと同じくインストーラをダウンロードできるようになりました。こちらをご覧ください。
macOS 13 Venturaを起動してインストールできるUSBメモリを作成しました。配布されているpublic betaから、いつものようにcreateinstallmediaコマンドで作成します。USBメモリのEPSには、すでにVenturaが動作しているOpenCoreとそのファイルを入れました。このUSBで起動して、Venturaをインストールできました。Ventura PBの配布方式変更macOS 13 VenturaのPB (public beta)を使用して10日近く経過しました。とても安定しているので、もはやメインOSとして使ってます。PBが配布された当初は、マイナーアップデートの時のように、「今す... macOS Ventura PBの導入用USBを作る - Boot macOS |
以下の説明は古い情報ですので取り消しておきます。
いつものメジャーアップグレードでは、「今すぐアップグレード」ボタンを押すとインストーラがダウンロードされて起動しますが、そこで中断可能でした。しかしVenturaのベータ版は、アップデートが自動的に進んで、現在のmacOSを書き換えてしまうらしいです。
パブリックベータでも同様と思われたので、新しいSSDを用意して、macOS 12.4とOpenCore 0.8.2で起動するように設定しておきました。そしてSSDからソフトウェアアップデートしました。実際に、ボタンを押すと自動でアップデートが進んでしまいました。
再起動でループ
ダウンロードが終わると再起動します。いつものように、ターゲットのドライブ(ここではVenturaという名前をつけてます)以外に、インストール用のmacOS Installerという暫定ドライブができていて、これから起動しようとします。しかしこの先、再起動してしまい、それが無限に続きます。
そこでOpenCoreをnightly版に入れ替えました。Kext UpdaterからOpenCore 0.8.3をダウンロードします。そして現在のEFIパーティションのファイルを、nightly build版のものに置き換えました。
カーネルパニック
すると先に進んだのですが、今度はカーネルパニックになりました。
そこでkext類もnightly build版にしました。これもKext Updaterから取り寄せました。nightly buildsから使用中のkextを取り寄せます。これをEFIパーティションにあるものと差し替えます。
なおOpenCoreとkextのnightly buildは以下のサイトからも入手できます。コメントで教えていただきました。Kext Updaterで入手するものより新しいバージョンが手に入ります。古いバージョンも入手できるので元に戻す場合にも便利です。
Note: Dortania is not affiliated with Frito-Lay or PepsiCo. All product names, trademarks and registered trademarks are property of their respective owners. Builds - Dortania |
Venturaが起動
この結果、インストールが進み、いつものアップデートと同じように合計3回再起動し、Venturaが起動しました。バージョンは、13.0 Beta (22A5295i)でした。(ベータ版はスクショ禁止なのでバージョン番号以外の部分をぼかしてあります)
というわけで、OpenCoreとkextを最新のnightly build版にしておけば、特に設定を変えることなくインストールできました。今のところ問題なく動作してます。このままメインコンピュータとして使い続けることにしました。
Metal 3対応
システム情報・ハードウェア・グラフィックウス/ディスプレイを見ると、RX 6600 XTがMetal 3対応になってました。
AMD Radeon RX 6600 XT: チップセットの機種: AMD Radeon RX 6600 XT 種類: GPU バス: PCIe PCIeレーン幅: x16 VRAM(総量): 8 GB 製造元: AMD(0x1002) 装置ID: 0x73ff リビジョンID: 0x00c1 ROMリビジョン: 113-3E4480U-S6L Metal対応: Metal 3 ディスプレイ: