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macOS Sequoia 15 Beta 7をインストール

macOS Sequoia 15のDeveloper Beta 7が2024/8/21に公開されていました。ビルドは24A5327aです。前回のDeveloper Beta 6に引き続き、このDeveloper Beta 7も自作PCにインストールしてみました。マシン構成は、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600です。OpenCore、kext類は最新です。OpenCoreの設定は、Sonoma 14.6.1を起動している設定と全く同じです。使用できないSequoiaの機能はあるかと思いますが、基本的に動作します。

Beta 7インストーラを入手

今回もsoftwareupdateコマンドを使いました。まずは、「システム環境」「一般」「ソフトウェアアップデート」でベータアップデートを有効にすると、アップデートが表示されます。Public Betaを選ぶとBeta 5が、Developer Betaを選ぶとBeta 7がダウンロードできるようになります。

Screenshot: Download Beta

softwareupdateコマンドで確認すると、どちらを選んでもビルド番号は24A5327aで、同じもののようです。以下では単にBeta 7と書くことにします。

% softwareupdate --list-full-installers 
Finding available software
Software Update found the following full installers:
* Title: macOS Sequoia Beta, Version: 15.0, Size: 14086413KiB, Build: 24A5327a, Deferred: NO
(以下略)

softwareupdateコマンドでVersion 15.0のダウンロードを指定すると、Beta 7をダウンロードできました。

% softwareupdate --fetch-full-installer --full-installer-version 15.0
Scanning for 15.0 installer
Installing: 13.0%

Installingの数値が100%になると、表示がInstall finished successfullyに変化し、終了します。すると、「アプリケーション」の中に、Install macOS Sequoia Beta.appというインストーラが出来上がってました。

Screenshot

インストールする

インストールしたコンピュータは、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600の自作PCです。ブートローダーはOpenCore 1.0.1で、macOS 14.6.1で動作しています。ここから、先のInstall macOS Sequoia Beta.appを開くと、インストーラウィンドウが現れました。

Installer

この後は、通常のmacOSのインストールと同様です。テスト用に250GBの2.5インチSATA SSD(名前はSequoia)を用意しました。これをインストール先にします。

このSSDには、前回インストールしたBeta 6が入ってます。上書きインストールになります。このSSDのESP (EFI System Partition) 部分にはOpenCoreは入っていません。なので、マザーボードのEFIの起動設定は変更せず、今まで通りの起動SSD(macOS 14.6.1が入っているSSD)で行いました。なので、OpenCoreの設定や使用kext類などは、Sonomaの場合と全く同じものを使用したことになります。

インストールの準備が終わると、再起動を促す表示が現れます。

Restart Your Mac

この先、2回再起動し、いずれもmacOS Installerというボリュームをから起動しました。

動作確認

DPから映像が出る

この先、無事にmacOS Sequoiaが動作しました。今回から、Radeon RX 6600のDP端子に画像が出るようになりました!今までのようにHDMI端子に切り替える必要はありませんでした。

Screenshot

インラインでの日本語変換

日本語変換のインタフェースにも進展がありました。今までは、メモアプリなどの一部のアプリでしかインラインでの変換ができませんでした。Safariで文章を入力すると、確定するまで表示されない状態でした。これが改善されて、正常に日本語入力できるようになりました。

そのほか

これは仕方ないことですが、WiFiは動いていません。Open Core Legacy Patcher (OCLP)が対応してくれるはずです。現状はまだ未対応なので、今のOCLPをSequoiaで試さない方が良いそうです。

WiFi

まとめ

macOS Sequoia Developer Beta 7を動かして、OpenCoreの最新版で動作することを確認しました。今回も、Sonomaを起動しているOpenCore設定と全く同じ設定で、動作しました。ディスプレイポートからの映像出力ができるようになり、日本語入力のインタフェースも完璧になりました。使い込んでいないので、動作しない機能があるのかもしれませんが、すぐに移行しても問題ない気もします。

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