macOS Sequoia 15のDeveloper Beta 6が2024/8/13に公開されていました。Public Beta 4に相当するベータ版のようです。前回のDeveloper Beta 4に引き続き、このDeveloper Beta 6も自作PCにインストールしてみました。マシン構成は、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600です。OpenCore、kext類は最新です。OpenCoreの設定は、Sonoma 14.6.1を起動している設定と全く同じです。使用できないSequoiaの機能はあるかと思いますが、基本的に動作します。
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Beta 6インストーラを入手
今回もsoftwareupdateコマンドを使いました。まずは、「システム環境」「一般」「ソフトウェアアップデート」でベータアップデートを有効にすると、アップデートが表示されます。Public Beta, Developer Beta, 15.1 Developer Betaの選択肢がありますが、どれを選んでも、この先でダウンロードされるベータ版は同じでした。
今回はPublic Betaを選んでみたところ、macOS Sequoia 15 Beta 5というアップデートが現れました。
Developer Betaを選ぶと、今度はmacOS Sequoia 15 Beta 7というアップデートが現れます。でもsoftwareupdateで調べたところ、どちらも同じビルド番号24A5320aでした。
% softwareupdate --list-full-installers Finding available software Software Update found the following full installers: * Title: macOS Sequoia Beta, Version: 15.0, Size: 14086413KiB, Build: 24A5320a, Deferred: NO (以下略)
これはDeveloper Beta 6もしくはPublic Beta 4に相当するもののようです。Developer Beta 7 もしくはPublic Beta 5 は予告だけで、まだ用意されていないのかもしれません。以下ではDeveloper Beta 6を単にBeta 6と書くことにします。
softwareupdateコマンドでVersion 15.0を指定すると、Beta 6をダウンロードできます。
% softwareupdate --fetch-full-installer --full-installer-version 15.0
Scanning for 15.0 installer
Installing: 13.0%
Installingの数値が100%になると、表示がInstall finished successfullyに変化し、終了します。すると、「アプリケーション」の中に、Install macOS Sequoia Beta.appというインストーラが出来上がってました。どういうわけかアプリ名が英語に戻ってました。
インストールする
インストールしたコンピュータは、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600の自作PCです。ブートローダーはOpenCore 1.0.0で、macOS 14.6.1で動作しています。ここから、先のInstall macOS Sequoia Beta.appを開くと、インストーラウィンドウが現れました。これも英語表示に戻りました。
この後は、通常のmacOSのインストールと同様です。テスト用に250GBの2.5インチSATA SSD(名前はSequoia)を用意しました。これをインストール先にします。
このSSDには、前回インストールしたBeta 4が入ってます。上書きインストールになります。このSSDのESP (EFI System Partition) 部分にはOpenCoreは入っていません。なので、マザーボードのEFIの起動設定は変更せず、今まで通りの起動SSD(macOS 14.6.1が入っているSSD)で行いました。なので、OpenCoreの設定や使用kext類などは、Sonomaの場合と全く同じものを使用したことになります。
インストールの準備が終わると、再起動を促す表示(これも英語に戻りました)が現れます。
この先、3回再起動します。最初は、macOS Installerというボリュームを選びますが、2回目以降は、インストール先のボリューム名を選びます。
動作確認
この先、いつも通りのインストール手順で進み、無事にmacOS Sequoiaが動作しました。Radeon RX 6600のDP端子に画像が出ない状況は今までのBeta版と同じでした。HDMI端子には映像が出ます。デフォルトの壁紙が、セコイアの森に変わってました。
WiFiは動いていません。Open Core Legacy Patcher (OCLP)が対応してくれるはずです。現状はまだ未対応なので、今のOCLPをSequoiaで試さない方が良いそうです。
まとめ
macOS Sequoia Developer Beta 6を動かして、OpenCoreの最新版で動作することを確認しました。今回も、Sonomaを起動しているOpenCore設定と全く同じ設定で、動作しました。壁紙がセコイアの森に変更されていました。使い込んでいないので、動作しない機能があるのかもしれませんが、とりあえずは新macOS対応が順調のようです。