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パワーマネジメント入門

以下で紹介されていた記事の抄訳です。ちなみに原題の101というのは入門とか初級という程度の意味です。アメリカの大学で初学年向け授業の科目番号が100番台で、最初に履修すべき科目番号が101であることに由来しているらしいです。

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r/hackintosh - Power Management 101 - reddit

これを読むとdarkwakeの設定は謎です。いろいろ検索すると、0はPower Napをしない、それ以外はするなど、多少分析しているページもありますが、試してみるしかないようです。また、sleepで再起動してしまうとか、sleepから復帰しないような重篤な状態には対処すべきですが、sleepからすぐ目覚めてしまう症状は、ある程度仕方ないような気がしています。


(以下は上記ページの抄訳です)

Hackintoshが動いたら、次にはパワーマネジメントの設定をします。このガイドは、macOSがインストールできていて、安定して使用できていることを前提としています。まずはパワーマネジメントに関連したマシンの状態を説明します。

以下ではターミナルを使うことになります。高度な電力制御設定をしてくれるGUIツールはありません。また管理者のみが行える設定のために、sudoやsuコマンドも使います。以下の作業で使う一番重要なコマンドは、次のものです。

電力管理設定を行う前に、configでdarkwake=0フラグを指定しておく必要があります。ここで=の後にyesやnoをつけては駄目です。0から10までの数字を指定します。そしてシステム環境設定を開いて以下の設定をします。

スリープした後で、オーディオが動かなくなる場合があります。その時は、最初にAppleALCを試してみます。次にCloverオプションのAFGLowPowerStateを使ってみます。どちらも駄目で、まだCodecCommanderを入れてなければ、これが役立つかもしれません。Darkwakeは後で扱うことにして、ここでは簡単な部分を手がけます。

この記事の最初に示したスリープの状態から、どれを使うかをまずは決めます。もし電源喪失が心配ならば、3を使います。私は安心のために3を使っています。(訳注:デスクトップの場合は0で良いと思います。)

どれを使用するか決めたら、それを指定します。でも、この変更を有効にする電源状況も指定することになります。pmsetコマンドは、いくつかのタイプの電源に対して設定できて、それらは-a, -b, -c, -uで指定します。

ラップトップに対しては、-a, -b, -cのいずれかを選びます。デスクトップには-a, -uを選びます。例えば以下のようにします。. 必要ならば、それぞれの電源条件に対して、違う設定をします。デスクトップに対しては、-aまたは-uを指定します。私が使用している設定例は以下です。

pmset -a hibernatemode 3

個人的には、デスクトップには3か25を推薦します(訳注:0でも良いと思います)。ラップトップを使うなら、既に設定してある数値で良いですが、変更もできます。

スリープ時にはセッションが常にRAMに保存されます。これにより素早く復帰できます。そこでdarkwakeの設定が重要になります。darkwakeはPower Napに関係します。Power Napはスリープ中にのみ機能します。そのプロセスは、トラブルを引き起こしやすいです。一連のエラーにより、スリープが機能しなくなり、時にはカーネルパニックを引き起こします。残念ながらdarkwakeで指定する値に関する資料はどこにもありません。他の人たちと同様に、一つづつの値を、正しく動くまで試してみるしかありません。私がみるところでは、多くの人たちはdarkwake=8かdarkwake=9が最良であると言っています。私自身は、darkwake=8を使っています。darkwake=1を使う人も多いです。(訳注:コメントで教えていただきましたが、こちらに参考になりそうな説明があります。また、darkwakeの8と10はCatalinaでは使われなくなったらしいです。)

この記事の最初に示した2つのコマンドで、スリープのデバッグができます。以下は、知っておくべき項目の一部です。

もしXHCIが問題を引き起こしているならば、USB SSDTを作って、不要なハードウェアを除去しておくと良いです。これは重要ですが初心者にはわかりにくいです。SSDTを作ることは、難しそうですがそうではありません。電力設定を正しく行いたいならば、避けては通れません。電力設定以外にも、デバイス接続の問題も解決します。もしコンピュータがGLANによってスリープ復帰しているなら、(訳注:Wake on Lanの)マジックパケット、またはEghernetからの復帰設定を、BIOSで無効にすべきです。これはバニラなインストールガイドにも書かれている項目です。OSの中でも無効にできます。最後にCloverインストーラにも、Ethernetを目覚めさせてしまうSleep Proxy Client (mDNSResponder)を無効にするRCスクリプトがあります。

これで、Power Napを有効にできて、ディスプレイをoffにした時に自動的にコンピュータをスリープにする、スリープの設定ができます。電力設定は以下のコマンドで確認できます。

pmset -g live.

(私が公開するテキスト情報はCC BY-NC-SA 4.0 ライセンスに準拠します。)

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