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Public Betaの配布
本日 (2019/6/25) からいよいよPublic Betaが配布され、無料で誰でも試せるようになりました。去年とほぼ同じタイミングです。
いよいよMojaveのPublic Betaが公開されました。そこで早速Hackintoshで動かしてみました。去年のHigh SierraではAPFSが登場しました。でも今回のアップデートでOSの根本が大きく変化している箇所はあまり多くないようです。なので、すでにHigh Sierraが動いているHackintoshでしたらMojaveを動かすのは簡単です。10.13.4から10.13.5のようなマイナーアップデートと変わりません。(とは言え、High Sierra の時もapfs.efiを追加するくらいでした。)Public Betaを入手するMojaveのPublic Betaを入手するには、AppleのサイトApple Beta So... macOS Mojave Public Beta版を試す - Boot macOS |
無料配布のPublic版とは言っても、例年通り緩い守秘義務はあります。「Appleが公表していない情報はPublic Betaプログラム参加者以外に伝えてはいけない」のだそうです。以下の情報は公開済みの内容と思いますが、念のためにベータプログラム参加ページで登録してから読んでください。
うっかり読まないように空行を入れておきます🙂
さて、上記のページから登録するとmacOSPublicBetaAccessUtility.dmgというファイルをダウンロードできます。この中に入っている
macOSPublicBetaAccessUtility.pkgを起動すると、ソフトウェアアップデートでPublic Betaが受信できるようになります。
ベータ受信機能は、ウィンドウ左下の「詳細」をクリックすれば、簡単にキャンセルもできますので、気軽に試してみましょう。
インストール方法
ダウンロードしたCatalinのインストーラ、Install macOS Catalina Beta.app
を開いて、HDD内のHFS+でフォーマットした空きパーティションにインストールしてみました。使ったマシンは、こちらの構成です。Z390、第9世代CPU、Radeon RX580の構成です。
Coffee Lake-S Refreshの作例です。スリープ、iMessage、FaceTimeが機能します。純正無線ユニットを使用しているのでContinuity関連も問題ありません。過去に公開した記事のまとめです。このマシンは常用していますので、ここで紹介している作例で一番自信のある構成です。macOS 10.15.3に対応したEFIフォルダの中身をこちらに置いておきます。シリアル番号とUUIDは有効ですが、ネット接続する前に必ず変更してください。ハードウェア マザーボードはASUS ROG MAXIMUS HERO WIFI (国内ではWiFi付モデルのみのようです。WiFi/BTは動作... ASUS ROG MAXIMUS XI HERO (Z390), 9900K - Boot macOS |
EFIファイル類は上記のリンク先で紹介したものをそのまま使いました。Mojaveの起動に使用している構成です。ただ、Lilu関係のバージョンチェックを避けるために、念のために
-lilubetaall
を起動オプションに追加しました。これで問題なく起動しました。
(訂正:初稿に書いたリセット問題はCatalinaとは関係なく、BIOSの設定が足りなかったのが原因のようでした。BIOS設定の中で、System Agent (SA)関連のメモリ設定を色々変えていたら治りました。)
コンテナ構成が刷新
Public Betaをインストールしてコンテナ構成が新しくなったことに気づきました。上で書いたように試したボリュームはHFS+の古いタイプのHDDだったのですが、Catalinaのインストールで自動的にAPFSに変換されました。さらに、APFSのコンテナが2個作られました。今回はインストール先をCatalinaという名前にしたのですが、Catalina – Dataというコンテナが新たに作成されました。ディスクユーティリティ.appで見ると以下のようになります。
Catalinaで書き込み不可になったファイルとディレクトリー類が本体のコンテナに、それ以外の内容が – Data が末尾についたコンテナに自動的に振り分けられるようです。
まとめ
インストールは簡単でMojaveと同じ構成で起動可能です。また、サクサク動いて快適です。このままメインで使い続けても問題ないように思いました。