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HackintoshでSiriを使う

macOS Sierraから音声アシスタントのSiriが使えるようになっています。HackintoshでもSiriを使うことができます。ただ、一体型のMacにはSiriに適したマイクロフォンが内蔵されていますが、自作PCで作ったHackintoshでは別途用意する必要があります。

マザーボード搭載のオーディオチップが使えるように設定してあれば、マザーボードのジャックにアナログマイクロフォンを接続すれば使えます。でも、Webカメラ内蔵のマイクロフォンを使うのが安価、高性能で簡単だと思います。Webカメラがあれば、FaceTimeやSkypeやそのほかのテレビ電話・会議システムで使えます。USB接続のWebカメラなら、Hackintoshでも特別なドライバのインストールなしで、画像入力・音声入力をそのまま使用することができます。Webカメラは多数販売されています。例えばLogicoolのC270は、HD 720pですがテレビ電話・会議に十分な画質で価格も安いです。マイクロフォンも優秀です。LogicoolのWebカメラを接続すると、内蔵マイクロフォンが、「システム環境設定」の「サウンド」「入力」にUnknown USB Audio Deviceとして表示されていますので、これを選択します。

iPhoneなどで使用するBluetoothイヤフォンの多くにも、通話のためのマイクロフォンが内蔵されています。これもHackintoshのSiriで使用することができます。Bluetooth接続すると、「システム環境設定」「サウンド」「入力」にBluetoothに分類される入力装置が現れるのでこれを選択します。

入力装置の設定が終わったら、「コマンドキー」「スペースキー」の長押しで、Siriが応答します。色々試してみましょう。なお、macOS High Sierraからは、「システム環境設定」「アクセシビリティ」「Siri」から「”Siriにタイプ入力”を有効にする」項目が用意されていて、これをチェックすると音声だけでなくテキスト入力によりSiri利用が可能になります。

Alexaも使ってみる

AppleのスマートスピーカHomePodが米国などで発売されていますが、日本はまだです。Siriベースで、Macとの親和性の高いHomePodは楽しみです。一方、スマートスピーカとしては、GoogleのGoogle HomeとAmazonのAmazon Echoがすでに先行しています。

Amazon Echoの音声アシスタントであるAlexaもmacOSで使うことができます。App Storeで配布されている以下のアプリケーションをインストールするだけで利用できます。Siriと同様に、HackintoshでもWebカメラやBluetoothイヤフォンのマイクを使ってアクセスできます。

Reverb for Amazon Alexa

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アプリケーションが起動すると、EchoのLEDのようなリングが表示されて、これを長押ししている間、音声認識します。

Amazon Echoを使えば、Amazonのサービスで使えるコンテンツにアクセスできるのですが、残念ながらこのプログラムは音楽再生に対応していません。でもニュースなどを再生してくれます。また、iCloudとも連携できるので、カレンダー.appで管理しているスケジュールも教えてくれます。Amazon Echoで制御できる照明器具やスイッチなどが販売されていますが、このアプリケーションを使うと、HackintoshからEcho対応照明をon/offすることもできました。

OK Googleも使えるはず

Google Homeの音声アシスタントもmacOSで使えるようです。以下の記事に詳しく書かれています(この関連記事でmacOS用Alexaのことも知りました)。

news.mynavi.jp

ただ、設定が大変な上に英語にしか対応していないようです。また、Googleのエコシステムを前提としているので、iCloudのカレンダーを利用することはできません。ということでこちらは試していません。macOSにはGoogle HomeよりもAmazon Echoの方が親和性が高いようです。

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