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HDMI用ダミープラグ

HDMI端子用のダミープラグを使ってみました。HDMI端子に挿しておくと、端子にディスプレイが繋がっているフリをしてくれます。ディスプレイ無しで動かしているmacOSサーバを安定動作させるために使いました。

macOSをディスプレイ無しで使う

macOS Serverはいろんな機能が削られてしまって、macOSラインナップから消滅したも同然です。でももともとmacOSはUnix系OSなので、サーバーバージョンではないmacOSもサーバとして十分に使えます。小型で省電力で安価なmacOSマシンをたくさん作っていると、サーバとしても使う気になってきます。ということで、NUCマシンにディスプレイを接続しないでサーバとして使っています。作業する場合は、別マシンから画面共有を使います。

ただ、macOSをディスプレイ無しで起動すると、少し不便なことがあります。まずは大抵の場合、画面画素数が1024×768画素になってしまいます。画面共有先からフルスクリーンにすると小さいので、いちいち変更するのが面倒です。また、場合によってはディスプレイを接続しないと、起動が不安定になることもありました。ということで、ディスプレイがつながっているように見せかけてくれるダミープラグを用意しました。

ダミープラグは、ディスプレイ無しサーバ以外でも使われます。グラフィックスカードを数値計算やマイニングに使う場合に、動作を安定させるためにも使われるようです。またコメントでは、グラフィックカードに負荷を掛けてベンチマークを取るというコアな使い方を紹介いただいています。

ディスプレイ無接続Intel NUCに使用

Core i3-3217U搭載のIntel NUCで使いたかったので、必要なのはHDMI用のダミープラグです。他にもDisplay Port用、mini DP用などがあります。また昔ながらのVGA用のダミープラグもあります。HDMI用は、需要がたくさんあるので、価格が安いです。送料込みで300円未満で手に入ります。

AliExpress.com Product – HDMI Dummy Plug

これをIntel NUCに接続したところ、1080pのフルHDディスプレイとして認識されていました。ディスプレイが無いと起動しない時もあったのですが、ダミープラグを取り付けたら安定しました。

システム情報を見ると、通常ならメーカーを類推できる型番が表示される場所が、28E860という数字になっています。プラグ本体には4K UHDと書いてあるのですが、NUCではFHDとして動いています。おそらくmacOSのIntel HD Graphics 4000ドライバーが4K非対応なので、そのように認識されているようです。

試しにメインマシンのRadeon RX580のHDMIポートに挿してみました。以下のように、4Kの選択肢も現れました。表記通りにUHDとして機能するようです。

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