Hackintoshを作る時には、機種IDやシリアル番号などのいくつかのIDを決める必要があります。今回はシリアル番号とボードシリアル番号の文字・数値の意味を説明します。以下の、シリアル番号自動生成ツールの資料とソースコードを参考にしました。
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Hackintoshに必要な番号
HackintoshがMacとして機能するためには、機種ID、様々なシリアル番号、ファームウェアバージョンなどを決めておく必要があります。これらはconfig.plistのSMBIOSセクションに記述されます。Clover configuratorを使うと、Macの機種を指定するだけでSMBIOSに書くべき内容を自動的に作成してくれます。しかし、最近のバージョンのCloverでは、SMBIOSのほとんどの内容を自動的に設定してくれますので、この機能に任せた方が間違いが無くて良いです。またBIOSバージョンなどの数値は、本来ならばmacOSインストーラがファームウェアアップデートすると更新される数値なので、Cloverが決めてくれる最新値を使う方が良いです。Cloverに任せておけば、間違いのない最新の数値を設定してくれます。
その一方で、手作業で設定した方が良い番号もあります。以下の設定です。
<key>SMBIOS</key> <dict> <key>BoardSerialNumber</key> <string>xxxxxxxxxxxxx</string> <key>ProductName</key> <string>Macmini8,1</string> <key>SerialNumber</key> <string>xxxxxxxxxxxx</string> <key>SmUUID</key> <string>xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx</string> </dict>
ProductNameは、機種IDに相当します。一般には、ハードウェア構成(特にCPUの種類)が一番近いMacの機種IDを設定するのが良いです。SmUUIDは、ターミナルから何度かuuidgenとタイプして得られる32桁の適当な数値を設定しておきます。一部のソフトウェアではインストール台数制限のチェックにも使っているようです。一度決めたら変えない方が良いです。
SerialNumberはMacのシリアル番号です。本物のMacでは筐体に刻印されています。また、BoardSerialNumberはロジックボード(Apple社はマザーボードをロジックボードと呼びます)のシリアル番号です。ロジックボードに刻印されていることがあります。普通にMacを使っている限り、どちらの番号もずっと同じものですが、Macを修理してロジックボードを交換するとBoardSerialNumberは違うものになる可能性があります。
SerialNumberとBoardSerialNumberはとても重要です。これが正しい値に設定されていない場合、iMessageやApp Storeなどが正しく機能しない場合があります。2014年8月から2015年2月にかけて、iMessageでのシリアル番号チェックが非常に厳しくなった時期がありました。これをきっかけにシリアル番号のリバースエンジニアリングが進みました。
シリアル番号
Macのシリアル番号には11桁のものと12桁のものがあります。古い機種は11桁で、最近の機種では12桁です。それぞれの桁は、以下のような意味があります。
| Type | Location | Year | Week | Line | Platform | | --------- | --------- | ---- | ---- | ---- | -------- | | Old (11) | LL | Y | WW | SSS | PPP | | New (12) | LLL | Y | W | SSS | PPPP |
以下では、以下のiMac15,1のシリアル番号の例(12桁)を使って説明します。
C02PJTYNFY10
製造場所番号(2 or 3桁)
最初の3桁 C02は製造国、製造都市、メーカなどを表します。C02は中国のQuantaコンピュータが製造したという意味だそうです。他に判明している3桁コードは以下です。
- C02, China (Quanta Computer) - C07, China (Quanta Computer) - C17, China - C1M, China - C2V, China - CK2, Ireland (Cork) - D25, Unknown - F5K, USA (Flextronics) - W80, Unknown - W88, Unknown - W89, Unknown - CMV, Unknown - YM0, China (Hon Hai/Foxconn) - DGK, Unknown
ちなみに11桁シリアル番号では製造場所コードは2桁です。以下の意味だそうです。
- CK, Ireland (Cork) - CY, Korea - FC, USA (Fountain, Colorado) - G8, USA - QP, USA - XA, USA (ElkGrove/Sacramento, California) - XB, USA (ElkGrove/Sacramento, California) - PT, Korea - QT, Taiwan (Quanta Computer) - UV, Taiwan - RN, Mexico - RM, Refurbished Model - SG, Singapore - W8, China (Shanghai) - YM, China - H0, Unknown - C0, China (Quanta Computer, Tech-Com) - C3, China (Shenzhen, Foxconn) - C7, China (Shanghai, Pegatron) - MB, Malaysia - EE, Taiwan - VM, Czech Republic (Pardubice, Foxconn) - 1C, China - 4H, China - MQ, China - WQ, China - 7J, China (Hon Hai/Foxconn) - FK, China (Zhengzhou, Foxconn) - F1, China (Zhengzhou, Foxconn) - F2, China (Zhengzhou, Foxconn) - F7, China - DL, China (Foxconn) - DM, China (Foxconn) - 73, Unknown
RMは整備品であることを表しています。
製造年(1桁)
例に示したシリアル番号の、次の一桁であるPは製造年を表します。12桁のシリアル番号では各年号に英字が割り当てられています。ペアの最初の英字が1-6月で、後半が7-12月を表しているそうです。なので、Pは2015年前半を表します。アルファベットのうち英字のI, Oなどが抜けているのは1や0と間違えやすいからだと思われます。他の欠番も何か理由があってのことと思います。
| Pair | Year | | -------- | ---- | | `C`, `D` | 2010 | | `F`, `G` | 2011 | | `H`, `J` | 2012 | | `K`, `L` | 2013 | | `M`, `N` | 2014 | | `P`, `Q` | 2015 | | `R`, `S` | 2016 | | `T`, `V` | 2017 | | `W`, `X` | 2018 | | `Y`, `Z` | 2019 |
追記 : 上記の方式では2020にコードを使い切ることになります。実際にどうなったかというと、iMacの2020年モデルでは、こちらで紹介したように、CとDが使われています。2010のコードを再利用しているようです。(2020/8/14)
11桁シリアル番号では、製造年は西暦一桁めの数値です。
| Char | Year | | ---- | ---- | | `3` | 2003 | | `4` | 2004 | | `5` | 2005 | | `6` | 2006 | | `7` | 2007 | | `8` | 2008 | | `9` | 2009 | | `0` | 2010 | | `1` | 2011 | | `2` | 2012 |
こちらは2012年に一巡した破綻してます。現行のシリアル番号も2020年以降の年番号がどうなるのか心配です。
製造週(2 or 1桁)
例に示したシリアル番号の、次の一桁であるJは製造週を表します。これは1月1日から始まる7日を最初の週としています。なので最後の週以外は全て7日間です。次の27種類の英数字が使われます。シリアル番号の例では、2015年の前半年とわかりましたので、Jは15週目を表しています。
| Char | 1st half | 2nd half | | ---- | -------- | -------- | | `1` | `1` | `27` | | `2` | `2` | `28` | | `3` | `3` | `29` | | `4` | `4` | `30` | | `5` | `5` | `31` | | `6` | `6` | `32` | | `7` | `7` | `33` | | `8` | `8` | `34` | | `9` | `9` | `35` | | `C` | `10` | `36` | | `D` | `11` | `37` | | `F` | `12` | `38` | | `G` | `13` | `39` | | `H` | `14` | `40` | | `J` | `15` | `41` | | `K` | `16` | `42` | | `L` | `17` | `43` | | `M` | `18` | `44` | | `N` | `19` | `45` | | `P` | `20` | `46` | | `Q` | `21` | `47` | | `R` | `22` | `48` | | `T` | `23` | `49` | | `V` | `24` | `50` | | `W` | `25` | `51` | | `X` | `26` | `52` | | `Y` | `-` | `53` |
11桁のシリアル番号では週は2桁で表記されて、週の数値がそのまま、00から53までの数値で表現されます。
製造ライン(3桁)
例に示したシリアル番号の、次の3桁であるTYNは製造ラインもしくは、組み立て担当者のIDを表していると考えられています。それぞれの桁は、IとOを除く0からZまでの英数字を0から33に割り当てた数値を表しています。この3桁は、製品個体ごとに違い、一台一台を特定する部分です。
| Char | Value | Char | Value | | ---- | ----- | ---- | ----- | | `0` | `0` | `H` | `17` | | `1` | `1` | `J` | `18` | | `2` | `2` | `K` | `19` | | `3` | `3` | `L` | `20` | | `4` | `4` | `M` | `21` | | `5` | `5` | `N` | `22` | | `6` | `6` | `P` | `23` | | `7` | `7` | `Q` | `24` | | `8` | `8` | `R` | `25` | | `9` | `9` | `S` | `26` | | `A` | `10` | `T` | `27` | | `B` | `11` | `U` | `28` | | `C` | `12` | `V` | `29` | | `D` | `13` | `W` | `30` | | `E` | `14` | `X` | `31` | | `F` | `15` | `Y` | `32` | | `G` | `16` | `Z` | `33` |
この3桁の値は次の式でIDに変換されているようです。
1桁目 x 68 + 2桁目 x 34 + 3桁目
この例のTYNは、それぞれ27, 32, 22を表し、上の式から2,946になります。
27 x 68 + 32 x 34 + 22 = 2,946
製造コピー
上の計算式はちょっと変わっています。34進数だと考えたら最初の桁は34×34倍すべきなのですが、68倍になっています。何か根拠のある計算式ではあると思われますが、この計算では、得られる数値に重複が発生します。
例えば、 0L0, 1J0, 2G0, 3E0, …, 920という複数の英数字が、どれも680という製造ライン番号になります。別の例では、KYL, LWL, MUL, …, Z4Lという英数字は、どれも2400という数字になります。同じ数値になってしまう英数字の組を、製造コピーと呼んでいます。最初の桁の値の小さい方から1, 2, 3,…と番号をつけます。この例では、0L0やKYLがコピー1、1J0やLWLがコピー2などです。920と74Lは、最後のコピーです。英数字の組み合わせによりコピーの総数は変わります。色々な実験で、最初のいくつかのコピーだけが、Appleから有効だと判定されるようです。無効だと判定されたコピー番号より大きな番号のコピーは全て無効になります。Apple内部のことはもちろんわかりませんが、一つのラインから製品が製造されるごとに、コピー値が増加するのではないかと推定されています。何れにしても、ある値を示す製造ライン番号のうち、最初のコピーを使用するのが安全であると言えます。
プラットホームモデル(3 or 4桁)
11桁シリアルでは最後の3桁、12桁シリアルでは最後の4桁が、製品種類を表す番号です。例に示したシリアル番号では、最後の4桁であるFY10がこのプラットホームモデルです。この4桁が製品機種を表していることは、以下のURLにアクセスすることで確認できます。
http://support-sp.apple.com/sp/index?page=cpuspec&cc=PPPP
ここのPPPPの部分にFY10を入れてアクセスすると
http://support-sp.apple.com/sp/index?page=cpuspec&cc=FY10
iMac15,1の仕様書ページにリダイレクトされます。iMac15,1にはLate 2014とMid 2015の2機種がありますが、このモデルはMid 2015年のiMacであることがわかります。
ちなみに一つの機種ID(例えばiMac15,1)が全て同じプラットホームモデル(ここではFY10)になるわけではありません。同じ機種IDでも製造時期が違うと仕様が異なります。それで複数のプラットフォームモデルが割り当てられています。例えば、iMac15,1に相当するプラットホームモデルは、以下の27種類が確認されています。
"FY10", "FY11", "FY14", "FY68", "FY6F", "GCTM", "GDQY", "GDR3", "GDR4", "GDR5", "GDR6", "GDR7", "GDR8", "GDR9", "GDRC", "GFFQ", "GJDM", "GJDN", "GJDP", "GJDQ", "FY13", "FY6D", "GL1Q", "GL1R", "GL1T", "GL1V", "GL1W"
シリアル番号の注意事項
シリアル番号は上記のフォーマットに従って、適切な値が入っている必要があります。そうしないと、iMessageへのアクセスなどでAppleから無効なモデルと判定される可能性があります。
また、細かい整合性もチェックしておいた方が良いと思われます。例えば、製造年、製造週は、プラットホームモデルが示す発売日より後の日付である方が良いでしょう。また、製造ラインのコピー数は、できるだけ小さい値、できればコピー1である方が安全です。
上の例で示したC02PJTYNFY10は、
Country: C02 - China (Quanta Computer) Year: P - 2015 (前半) Week: J - 15 (2015年4月9日-2015年4月15日) Line: TYN - 2946 (copy 1) Model: FY10 - iMac15,1 Retina 5K, 27 inch, Mid 2015, 2015年5月発売
となります。製造日が発売日より早いのが気になりますが、発売日に備えて前もって製造しているはずなので、それほど不自然ではないと思います。
また、下記のサイトで生成したシリアル番号が未使用であることは、確認しておくべきかと思います。「申し訳ありませんが、このシリアル番号は有効ではありません。ご確認の上、もう一度やり直してください。」と表示されれば問題ありません。
Apple 製品限定保証の保証状況を確認できます。シリアル番号を入力すれば、無償電話サポートの対象になるかどうかや、追加保証を購入できるかどうかを確認できます。 製品の保証状況とサービス期間を確認する - Apple サポート - |
ボードシリアル番号
SMBIOSでもう一つ設定しないといけない番号がボードシリアル番号です。12桁シリアル番号の場合、ボードシリアル番号は17桁です。ロジックボードのシリアル番号です。修理によってロジックボードは交換される可能性があることもあり、Appleはそれほど厳密にはチェックしていないと感じています。昔のガイドでは、12桁のシリアル番号に適当な英数字を5個足しておけば良いとか、LANのMACアドレスの一部を足しておけば良いなどというゆるい手法が説明されていることもあります。
Clover configuratorなどに搭載されている最近のシリアル番号発生機能では、シリアル番号と対になってボードシリアル番号も作り出してくれます。それを採用しておけば良いです。例えば、先の例で仕様したシリアル番号C02PJTYNFY10と対で生成されたボードシリアル番号は
C02514701CDG2Y71H
でした。これを例に構成を調べていきます。
製造場所番号(3桁)
シリアル番号と同じで、最初の3桁は製造国、製造都市、メーカなどを表します。この例のC02は中国のQuantaコンピュータです。
製造年(1桁)
4桁目は年号です。西暦年号の1の位です。この例では、シリアル番号が2015年なので、それに合わせて5になっているようです。
製造週(2桁)
次の2桁は製造週です。上の例では、14週目の製造という意味です。シリアル番号は15週目でした。ロジックボードが製造されたあとで、本体が製造されるのが自然ですから、前の週に製造されたことにしているのだと思います。
MLBBlock1(3桁)
以下のいずれか一つの数値です。Clover configuratorやmacserialが自動生成する場合には、この中から乱数で選んでいるようです。
"200", "600", "403", "404", "405", "303", "108", "207", "609", "501", "306", "102", "701", "301", "501", "101", "300", "130", "100", "270", "310", "902", "104", "401", "902", "500", "700", "802"
MLBBlock2(2桁)
以下のいずれか一つの英数字です。自動生成する場合には、この中から乱数で選んでいるようです。
"GU", "4N", "J9", "QX", "OP", "CD", "GU"
ボードコード(3 or 4桁)
ロジックボードの種類を示す英数字です。一つのモデルに対して多数のコードが発見されているようです。例えば、上の例のiMac15,1では、以下のコードが使われているようです。このリストのうち、最初のコードG2Y7が、問題が少ないとされているので、これが使われることが多いようです。
"G2Y7", "G2Y8", "GG3L", "GG3N", "G2QD", "G2QF", "GG3T", "GG3W", "FT04", "FW6K", "GG3K", "GG3M", "FW29", "FW2C", "GG3Q", "GG3V", "FQY8", "FTPF"
MLBBlock3(2桁)
以下のいずれか一つの英数字です。自動生成する場合には、この中から乱数で選んでいるようです。
"1H", "1M", "AD", "1F", "A8", "UE", "JA", "JC", "8C", "CB", "FB"
ボードシリアル番号の注意事項
上記で、「自動生成する場合には乱数で選んでいる」と書きましたが、生成プログラムのソースを見ると、チェックサムも考慮しています。ボードシリアル番号が表す値を、最初から奇数番目の桁はそのまま、偶数番目の桁は3倍して足していき、その合計が34の倍数である場合は正しいチェックサムを持ったボードシリアル番号としているようです。正しいチェックサムになるまで、ランダムに候補を選んでいるようです。手作業では面倒なので、自動生成ツールを使うのが良いです。
機種のシリアル番号に比べて、ボードシリアル番号はAppleにより厳しく検査されることはないので割と適当でも大丈夫な印象があります。シリアル番号の製造週より前の製造週にしておいた方が良いでしょう。自動生成ツールでは、シリアル番号の前の週になるように生成しているようです。ただ、ロジックボード交換修理する可能性も考えると、それもチェックされていないと思います。何れにしても、以下の自動生成ツールを使えば、整合性のある番号を生成してくれますので問題ありません。
シリアル番号自動生成ツール
シリアル番号はClover configuratorでも生成できますし、この記事の冒頭で示したmacserialというツールでも生成できます。おそらくはClover configuratorもmacserialと同じアルゴリズムを使っているのではないかと思います。macserialは、冒頭のリンクからソースコードを入手してコンパイルしても良いです。また以下のサイトで、コンパイル済みのコードも配布されています。
Decode mac serial number. Contribute to acidanthera/macserial development by creating an account on GitHub. Releases · acidanthera/macserial - GitHub |
更新:現在は以下で配布されているようです (2019/12/28)。
Mac Platform Information. Contribute to acidanthera/MacInfoPkg development by creating an account on GitHub. Releases · acidanthera/MacInfoPkg - GitHub |
更新2 : 現在はOpenCoreに含まれています (2020/8/14)。
OpenCore bootloader. Contribute to acidanthera/OpenCorePkg development by creating an account on GitHub. GitHub - acidanthera/OpenCorePkg: OpenCore bootloader - GitHub |
現時点では2.0.4が最新のようです。mac版とwindows 32版があるようです。zipをダウンロードすると解凍されてmacserialというファイルができます。
$ ./macserial
として起動すると、現在のMac/Hackintoshのシリアル番号などの情報が表示されます。–helpとすれば使い方の説明が表示されます。
$ ./macserial --help ./macserial arguments: --help (-h) show this help --version (-v) show program version --deriv <serial> (-d) generate all derivative serials --generate (-g) generate serial for current model --generate-all (-a) generate serial for all models --info <serial> (-i) decode serial information --list (-l) list known mac models --mlb <serial> generate MLB based on serial --sys (-s) get system info Tuning options: --model <model> (-m) mac model used for generation --num <num> (-n) number of generated pairs --year <year> (-y) year used for generation --week <week> (-w) week used for generation --country <loc> (-c) country location used for generation --copy <copy> (-o) production copy index --line <line> (-e) production line --platform <ppp> (-p) platform code used for generation
–generateオプションで現在モデルのシリアル番号とボードシリアル番号を複数生成してくれます。–genarate-allで全てのモデルの番号を生成します。–model Macmini8,1などとすれば特定のモデルの番号を生成してくれます。–info シリアル番号でそのシリアル番号を分析してくれます。例えば、この記事で例に使ったC02PJTYNFY10でしたら、
$ ./macserial --info C02PJTYNFY10 Country: C02 - China (Quanta Computer) Year: P - 2015 Week: J - 15 (09.04.2015-15.04.2015) Line: TYN - 2946 (copy 1) Model: FY10 - iMac15,1 Valid: Possibly
のように表示されます。