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お薦めマザボメーカ by Hackintosher.com

hackintosher.com

Kabylake(200シリーズチップセット)でHackintoshするなら、どのメーカのマザーボードが良いのかについて、Hackintosher.comに記事があります。4大メーカーを使ってみての感想とのことで、参考になるかと思います。結論は、

  1. ASRock
  2. ASUS
  3. Gigabyte
  4. MSI

の順番だそうです。

世の中一般のイメージでは、ASUSはシェアが高くて安心だけど作りの割には値段が高い、Gigabyteは堅牢、ASRockは変わった(変態な)製品を作っていたけど最近は安くて品質が良い、というようなイメージかなと思います。一方で、Hackintoshに限ると、Gigabyteが古くから互換性が高いと言われていました。ただ、UEFIになってからは、あまり違いはないようです。

一方でHackintosher.comでは、上記のようなランキングがされました。気になったので読んでみました。オリジナルのページには、それぞれのマザーボードで自作した記事へのリンクもありますので、参考にしてください。

————以下Hackintosher.comの抄訳です———-

ハイエンドなマザーボードでは、オーディオやLANのチップセットに標準ではない高価なチップを使うこともあります。その場合は、Hackintoshが難しくなることもあります。逆に、ローエンドなマザーボードでは、Hackintoshの問題は発生しないです。

なので、$200を超えるようなハイエンドなマザーボードは避けて、$200以下の中堅または廉価版マザーボードにこだわるのが良いです。

またマザーボードメーカによって、それぞれ強みや問題があることに気づきました。以下でそれをまとめてみます。

第1位はASRock

ASRockのマザーボードは、Hackintoshを作る際の互換性問題を解決する手間が一番少ないです。しかもASUSよりコスパが良いです。

ある時Z270 Fata1tyのHackintoshが見ていない間に再起動する問題に遭遇しました。原因は不明ですがそれ以降発生していません。ASRock H270-ITX/AC + Intel Pentium G4560で作ったHackintoshでは何の問題も発生していません。

利点

欠点

使用上の注意

第2位はASUS

私の経験では、ASUSのZ270は、Z170 ATX Proより良いです。ASUS ROG Strix Z270I ITXで自作した記事を書いています。200シリーズASUSの唯一の問題は、スリープ後にオーディオが途切れることです。これはいつでも起こることではなくて、30回に一回程度です。これの解決方法についてはHackintosher.comの記事をみてください。

利点

欠点

使用上の注意

第3位はGigabyte

Gigabyteは長らくHackintoshでオススメのブランドでした。LGA 1511チップセット以来、すべてのブランドが簡単になりました。でも、私の経験では、config.plistの一つのフラグをセットしないとスリープの後に再起動してしまいます。

私の経験では、複数のGigabyteマザーボードに大きな問題がありました。それはkernel_taskです。アクティビティモニターを起動して、Diskタブを選ぶと、その中にkernel_taskがあります。通常は、今ASUSで試したところ、1GB程度の書き込みバイト数です。しかしZ270 Gigabyte Gamingマザーボードでは70, 100, さらには200GBにもなることがあります。主にSierraの10.12.4でこの問題を経験して、それでGigabyteを止めてしまいました。もしかしたら新しいmacOSバージョンでは治っているのかもしれません。

もう一つの、でもこちらは対応可能なトラブルは、Gigabyte Hackintoshがスリープの時に再起動してしまう問題です。EFIのAPPLEフォルダを消すと、治りました。

これ以外に、Hackintoshとは関係ないけど、品質の問題もありました。部品鳴き、Ethernetの不調、グラフィックスの問題、CMOSクリアしないといけない状況になってしまった問題などです。

利点

欠点

使用上の注意

第4位はMSI

MSIマザーボードは、Hackintoshするのに割とよくて、Gigabyteで経験したような問題もありませんでした。でもKernel_task問題はCarbonシリーズで1回以上ありました。が、それより安いBazookaシリーズでは発生していません。

MSIマザーボードの問題は、USBです。USB-Cや3.1ポートにUSBメモリを挿した状態で、スリープさせて回復させると、USBメモリがイジェクトされます。またこれらが挿入されると、無線に干渉して、M705無線マウスが遅延します。

起動時やスリープ回復時に、Cooler Master Mechanical KeyboardやSandisk Cruserフラッシュドライブが認識されません。認識させるためには挿し直す必要があります。入れ以外のキーボードやフラッシュドライブではこの不具合を経験していません。USB検出の問題は、macOSの互換性とは関係ないと思われます。

Chromeのタブをたくさん開いていると、スリープの邪魔をすることがあります。

中級もしくはハイエンドのMSI Z270マザーボードはOsxAptioFix2Drv-free2000.efiが必要です。

訳注:ASUSやMSIのマザーボードでOsxAptioFix2Drv-free2000.efiが必要だった時期がありましたが、いまは、AptioMemoryFix.efiやOsxAptioFix3Drv-64.efiで安定に動いています。

私の経験では、安いB250mマザーボードは、高価なCarbonシリーズに比べて、より問題なく動きました。

利点

欠点

使用上の注意

————Hackintosher.comの抄訳は以上です———-

感想文

紹介されたトラブルは、Hackintoshの問題というよりも、一般的な問題が多いような気がしました。製品の当たり外れや部品の相性もありそうです。でも、たくさんのマザーボードを試した結果で、ASRockがおすすめとのことなので、品質が良いと言えるのかもしれません。

以前の記事でも紹介しましたが最近は、MSIが色々気に入って使っています。

80シリーズチップセット以前はHackintoshに最適と言われていたGigabyteをずっと使ってきました。90シリーズでMSIを使ってみたら、問題なく稼働しただけでなく、ファンコントロールやGO2BIOS機能が便利で、BIOS設定メニューもわかりやすかったです。UEFIマザーボードでは、Gigabyteにこだわらなくても良いことを実感しました。その後、100シリーズでASUSを使ってみたら、これも問題なく使えたのですが、基板が紙のように薄くてバックパネル近辺が曲がっていました。そこそこの価格帯の製品だったのですが、ASUSは全体に価格が高いので、ケチってはいけないようです。BIOSメニューがわかりにくかったこともあり、200シリーズではMSIに戻りました。

100のASUSと200のMSIでは、OsxAptioFix2Drv-64.efiが動かず、OsxAptioFix2Drv-free2000.efiが必要でした。OsxAptioFix3Drv-64.efiが出たところで試したら、これが動きました。また、もっとバニラなAptioMemoryFix.efiも動きましたので、最初からこれを試すべきだったかもしれません。なので、OsxAptioFix2Drv-free2000.efiの件は、今は気にする必要はないです。

とはいえ次回、Cannonlakeで自作するときは、ASRockも試してみようという気になりました。

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