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Hackintoshの作り方(総集編:10.13版)

macOSをインストールする方法をご紹介してきたのですが、多数の記事に分散してしまっています。そこで、macOS 10.13 High Sierraをインストールする際に参考になる記事へのポインタをまとめた総集編を作ってみました。10.14 Mojaveについては以下をご覧ください。

macOSをインストールする方法をご紹介してきたのですが、多数の記事に分散してしまっています。そこで、10.14 Mojaveをインストールするための参考になる関連記事へのポインタをまとめた総集編を作りました。より新しい10.15を対象とした情報は以下をご覧ください。古い10.13を対象とした情報は、以下をご覧ください。手順の概要を把握するこちらは9TO5MacのライターのJeffさんのビデオです。テンポよく紹介されていますので、全体の流れを確認するのに良いと思います。High Sierra時代のビデオですが、ほぼ変わらないので参考にしてく...
Hackintoshの作り方(総集編:10.14版) - Boot macOS

手順の概要を把握する

こちらは9TO5MacのライターのJeffさんのビデオです。テンポよく紹介されていますので、全体の流れを確認するのに良いと思います。

macOSインストールのアプローチはたくさんありますが、一番おすすめなのは、Cloverを使ってバニラなインストールをすることだと思います。そのことを説明しています。

ハードウェアを用意する

Hackintoshを作るためには、互換性のあるハードウェアを自由に選んで組み合わせられる自作PCが、問題が少なく楽です。ノートPCなども可能ではありますが、上級者向けだと思います。CPUは、今の最新Mac実機が採用しているKaby Lakeもしくは

 Hackintoshのオススメは自作です。自作することで動作の確実なパーツを選択することができます。ここでは…
Hackintoshのパーツ選び 【その1:CPU編】 - Boot macOS

発売されたばかりの最新のCoffee Lakeが良いと思います。多少、チャレンジングですが、将来のことを考えたら最新Coffee Lakeで組んでおくのが良いと思います。

新しいCPUが2017年11月2日発売 インテルのメインストリーム向け新デスクトップCPU、Coffee La…
Coffee Lake-SでmacOS - Boot macOS

そうすると、マザーボードは、CPUに合わせて200シリーズか300シリーズを選ぶことになります。

改訂版:Slideの設定について追記しました(2020/2/25) 改訂版:現在の状況に対応しました(2018…
Hackintoshのパーツ選び 【その2:マザーボード編】 - Boot macOS

グラフィックスカードはNVIDIAかAMDでしょうが、どちらも長短あります。少し前は、互換性、ドライバの提供、性能の点からNVIDIAがお勧めだったのですが、最近のmacOSではAMDの互換性が上がっています。詳しくは以下を参考にしてください。

これは古い情報です。10.16 Catalina以降のmacOSのためのグラフィックスカードについてはこちらをご覧ください。Hackintosh自作に適したグラフィックスカードを紹介します。macOS 10.14 Mojave以降のmacOSでHackintoshする人向けに情報をまとめました。10.13以前のmacOSの情報を含む詳しい経緯は、以下をご覧ください。10.13.4から10.13.6の情報はこちらをご覧ください。10.13.3以前の情報はこちらをご覧ください。Catalinaを前提とした場合の情報はこちらをご覧ください。結論としては、AMDのRadeon RX 560/570/580/590、Radeon VII、...
HACKINTOSHのパーツ選び 【その3:グラフィックス編】10.14以降版 - Boot macOS

無線アダプタ、SSD, そのほかのパーツについても紹介しておきました。

5回目はストレージについてです。結論を箇条書きすると: SATAケーブルで接続する2.5インチSSD/HDD、…
Hackintoshのパーツ選び 【その5:SSD】 - Boot macOS

パーツ選びシリーズ最終回の6回目は、その他編です。その他のパーツは好きなものを選んで構いません。 メモリー:マ…
Hackintoshのパーツ選び 【その6:その他】 - Boot macOS

マザーボードのBIOS/UEFIを設定する

インストール先のコンピュータを組み上げたら、macOSが稼働するようにBIOS/UEFIを設定しておきます。この設定が間違っていると、それだけで起動しない場合もあります。

今回は、Hackintoshのためのマザーボード (BIOS) の設定について書いておきます。Windowsな…
マザーボード (BIOS) 設定 - Boot macOS

必要なソフトウェアを入手する

Hackintoshするには、macOS本体以外にオープンソースで有志が開発しているソフトウェアがいくつか必要です。必要なソフトウェアの名前で検索すれば、大抵の場合、ダウンロード先が見つかります。オープンソースのソフトウェアは、オリジナルを作った人の他に、いろいろな人がソースコードを引き継いで分岐(フォーク)して、開発を行なっている場合もあります。中には元祖の開発者が放置して、開発が止まっていることもあります。なので、検索して、現在一番活発に利用されているバージョンを使うのが良いです。ということで、古いハウツー情報のダウンロード先から入手するよりも、検索をして探すのがおすすめです。

Clover EFI bootloaderとefiドライバー

“Clover EFI bootloader”で検索します。以下が本家かと思われます。

https://sourceforge.net/projects/cloverefiboot/

こちらでも最新版が配布されています。

github.com

Cloverをダウンロードすると、インストーラ、efiドライバ、テーマファイルなども一緒に入手できます。

kext類

FakeSMCをはじめとしたkext (カーネル拡張)が必要です。名前で検索します。例えば、FakeSMC.kextならば、”FakeSMC.kext”で検索すると、こちらで入手可能なことがわかります。

RehabMan / OS-X-FakeSMC-kozlek / Downloads — Bitbucket

Mac上で導入用のUSBメモリを作る

次に、macOSを入手して、インストール用のUSBメモリを作ります。これは実際のMacで作業します。ついでに、実際のMacでこのUSBメモリが起動することを確認しておきましょう。次に、インストール対象のマシンで起動できるように、Cloverのインストールと設定も行っておきます。

Cloverインストールの手順はこちらにも書いてあります。

Clover UEFI Bootloader Hackintoshする方法はいくつかありますが、現在、一番ポピ…
Cloverインストーラの設定 - Boot macOS

config.plistの例を示して、説明しました。

長ったらしくてわかりにくいconfig.plistの書き方を、簡単に説明してみます。config.plistは…
config.plistの実例紹介 - Boot macOS

config.plistの中でも、機種を設定するSMBIOSセクションの記述は重要です。その部分を説明したのがこの記事です。

Hackintoshは本物のMacintoshではありませんが、macOSは本物の機種上で動いていると思い込ん…
正しく機種設定する (SMBIOSの設定) - Boot macOS

対象マシンをUSBメモリで起動してmacOSを導入する

このUSBメモリを、インストール先のマシンに挿して起動させます。起動しない場合は、Cloverの設定やkextの選定を確認します。

USB 3.0/3.1のUSBメモリを使った場合、Cloverの選択画面は現れるけど、そのあとのプロセスで失敗することがあります。macOSにはUSBの個数に制限があり、3.0/3.1のポートが2.0としてしか動かない場合があるからです。対応方は以下の記事の「ポートを増やすパッチ」をご覧ください。

追記:この記事ではUSBの15個制限を簡易的に回避します。本気で対応するには、この記事の方法よりも、以下をお薦めします。この記事の結論を先に書いておきます。 15個の制限を外すパッチとUSBInjectAll.kextを併用すると全てのUSBポートが使えるようになる (tonymacx86のMultiBeast方式) 15個制限解除パッチを使用せずに、USBInjectAll.kextのみを使って、実際に使用するポートを15個まで選択できる (お勧めの方式)El Capitanから使用可能なUSBポートの数が、 コントローラ当たり15までと制限されました。その後のSierraでもHigh Si...
USBポートを設定する - Boot macOS

ただ、USB 2.0でしたら確実に起動しますので、

などで対応するのが簡単です。2.0なのでインストールに時間がかかる欠点はあります。

無事起動したら、インストール先のSSD/HDDをGuidパーティションとHFSジャーナリングでフォーマットします。次に、macOSインストーラを起動して、High Sierraをインストールします。インストール先ボリュームがSSDの場合は、ファイルシステムが自動的にAPFSに変更されるかもしれません。

macOSのインストール途中で、何度か再起動することがあります。その場合は、USBメモリから起動して、”Boot macOS Install from (インストール先のボリューム名)”という項目を選びます。

対象マシンにCloverを導入する

インストールが終了したら、またUSBメモリのESPから起動して、Cloverの選択画面でインストール先のmacOSを選択して起動します。この後、Cloverインストーラを起動して、インストール先にCloverを入れます。この手順は、先のUSBメモリにCloverを入れたのと同じ作業です。すでに動いているUSBメモリのESPをコピーしても良いです。SierraのHackintoshをHigh Sierraにアップデートする方法をこちらに書いておきましたので、ESPのコピーを行う方法の参考になるかと思います。

Sierraで動いているHackintoshなら移行は簡単 High Sierraが出ました。Hackinto…
HackintoshをHigh Sierraにする - Boot macOS

macOS環境を整える

USBに入れたCloverとkextで、最低限の起動は行えるようになっているはずです。さらに、グラフィックスカード、Ethernet, サウンドの設定をします。以下の記事が参考になるかと思います。

Ethernetを動かすkext マザーボード搭載やPCIeカード搭載のEthernetチップは大体がサポート…
Ethernetを設定する - Boot macOS

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