macOS Sequoia 15 Beta 4をインストール

macOS Sequoia 15のDeveloper Beta 4が2024/07/24に公開されていました。同時に公開されたPublic Beta 2と同じもののようです。Public Beta 1という最初のパブリックベータ版も2024/7/15に公開されていたのですが、これはDeveloper Beta 3とは違うバージョンでした。そこで、前回のDeveloper Beta 3に引き続き、Developer Beta 4も自作PCにインストールしたところ、動作しました。マシン構成は、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600です。OpenCore、kext類は最新です。OpenCoreの設定は、Sonoma 14.5を起動している設定と全く同じです。使用できないSequoiaの機能はあるかと思いますが、基本的に動作します。

Beta 4インストーラを入手

今回もsoftwareupdateコマンドを使いました。まずは、「システム環境」「一般」「ソフトウェアアップデート」でベータアップデートを有効にしておきます。今まではDeveloper Betaの項目しかありませんでしたが、今回はPublic Betaの項目も現れていました。どちらを選ぶと良いかわからなかったので、最初は新しく現れたPublic Betaを選んでみました。

すると、macOS Sequoia 15 Beta 2というアップデートが現れます。これはPublic Beta 2という意味のようです。

Public Beta 2

次に今までと同じDeveloper Betaを選んでみると、macOS Sequoia 15 Beta 4が現れます。これはDeveloper Beta 4という意味のようです。

Developer Beta 4

それぞれのバージョンを、softwareupdateで調べたところ、どちらも同じビルド番号24A5298hでした。Public Beta 2とDeveloper Beta 4は同じもののようです。ややこしいので、ここでは単にBeta 4として紹介します。

% softwareupdate --list-full-installers 
Finding available software
Software Update found the following full installers:
* Title: macOS Sequoia Beta, Version: 15.0, Size: 14328272KiB, Build: 24A5298h, Deferred: NO
(以下略)

softwareupdateコマンドでVersion 15.0を指定すると、これをダウンロードできます。

% softwareupdate --fetch-full-installer --full-installer-version 15.0
Scanning for 15.0 installer
Installing: 13.0%

Installingの数値が100%になると、表示がInstall finished successfullyに変化し、終了します。すると、「アプリケーション」の中に、macOS Sequoiaベータ版インストール.appというインストーラが出来上がってました。サイズは少し増えて14.72GBです。

インストーラー

今までは、名称がInstall macOS Sequoia Beta.appだったものが、日本語になりました。だんだん日本語対応が進んでいるようです。

インストールする

インストールしたコンピュータは、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600の自作PCです。ブートローダーはOpenCore 1.0.0で、macOS 14.5で動作しています。ここから、先のmacOS Sequoiaベータ版インストール.appを開くと、インストーラウィンドウが現れました。今までは英語表示でしたが、これも日本語に変わってました。

インストーラー

この後は、通常のmacOSのインストールと同様です。テスト用に250GBの2.5インチSATA SSD(名前はSequoia)を用意しました。これをインストール先にします。ここの表示も日本語化されていました。

インストーラ

このSSDには、前回インストールしたBeta 3が入ってます。上書きインストールになります。このSSDのESP (EFI System Partition) 部分にはOpenCoreは入っていません。なので、マザーボードのEFIの起動設定は変更せず、今まで通りの起動SSD(macOS 14.5が入っているSSD)で行いました。なので、OpenCoreの設定や使用kext類などは、Sonomaの場合と全く同じものを使用したことになります。

再起動の案内も日本語化されてました。

installer

この先、3回再起動します。最初は、macOS Installerというボリュームを選びますが、2回目以降は、インストール先のボリューム名を選びます。

動作確認

この先、いつも通りのインストール手順で進み、無事にmacOS Sequoiaが動作しました。Radeon RX 6600のDP端子に画像が出ない状況はBeta 1と3と同じでした。HDMI端子には映像が出ます。

About this Mac

WiFiは動いていません。Open Core Legacy Patcher (OCLP)が対応してくれるはずです。現状はまだ未対応なので、今のOCLPをSequoiaで試さない方が良いそうです。

まとめ

macOS Sequoia Beta 4を動かして、OpenCoreの最新版で動作することを確認しました。今回も、Sonomaを起動しているOpenCore設定と全く同じ設定で、動作しました。日本語表示される部分が増えて、日本語対応が進んでいる様子です。使い込んでいないので、動作しない機能があるのかもしれませんが、とりあえずは新macOS対応が順調のようです。

2件のコメント

  1. こんにちは。

    こちらのアプリを使うと、アプリケーションフォルダにインストーラ.appを作らずに、即HFSPlusにインストーラを構築したり即iso化したり即dmg化したりをGUIで完結できるのでオススメです。
    https://github.com/ninxsoft/Mist

    InstallAssistant.pkgと思われるものをドライブ内にキャッシュできるので、さっきHFSPlusのインストーラを作ったけどisoも作りたい、といった時にも対応できます。

    初期設定ではDeveloper向けは表示されませんが、環境設定でチェックを入れると全て落とせるようになります。

    1. これは良いですね。ありがとうございます。固定ページに書いておきます。

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