CORPNEWTさんのバニラガイド~ Clover設定とkext

Corpnewtさんのhackintoshデスクトップのためのバニラガイドから、今回は「Cloverの設定」と「kextを集める」のページをご紹介します。Hackintoshで使うカーネル拡張(kext)ファイルを簡潔に説明しています。

(ここから抄訳)


Cloverをインストールする

Cloverインストーラパッケージを起動します。インストーラの2番目のページで、 インストール先(USBメモリとかSSD/HDD)を選択するよう気をつけます。また、デフォルト設定はイマイチなので、カスタマイズします。(訳注:図は私が用意したスクリーンショットです)

左下のカスタマイズボタンを押すとカスタムインストールのページが出ます。ここで、以下を選択します。

  • 「UEFIブート用にインストール」
  • 「ESPにインストール」
  • Drivers64UEFIの中の設定(訳注:現在バージョンではUEFI Drivers)
    • AptioMemoryFix: VRAM に関する修正を含んだ新版です。より良いメモリ管理をします。
    • VBoxHfs-64.efi: 入手できれば HFSPlus.efiでも良いです。CloverがHFS+起動ボリュームにアクセスするために必要です。HFS+で起動したいのに、起動オプションに現れないようなら、 EFI -> CLOVER -> drivers64UEFI フォルダにこれが入っていることを確認すると良いです。
    • ApfsDriverLoader: Didsさんの Cloverビルドもしくはこちらから入手可能です。これはCloverがAPFS起動ボリュームにアクセスするために必要なapfs.efiを、ブロックデバイスのApfsContainerからロードします。もしAptioMemoryFixを使用しているなら、R21以降が必要です。(訳注:現在バージョンでは最新版が入っているので項目を選択するだけです)

以上です。

もしもFileVaultが不要で、標準的なUEFIインストールをするだけなら、これらが必要なものの全てです。これ以外のものも、Drivers64UEFIセクションに現れます。しかし、選択しなくても良いです。むしろ他の設定と衝突する項目(例えば SMCHelper-64.efi )すらあります。なのでDrivers64UEFIセクションでの選択は最小限にするのが良いです。

(訳注:最近のCloverインストーラではFileVault関係のefiはFileVault 2 UEFI Driversという別のセクションに分類されました。FileVaultを使わなければ、多分誰も使わないと思いますが、これは全部除外して良いです。このガイドでは3個のefiしか必要ないと書かれていますが、ハードウェアによってはこれ以外が必須のこともあります。EmuVariableUefiが必要だったり、AptioMemoryFixの代わりにOsxAptioFixDrvが必要だったりします。)

Kextをコピーする

Cloverのインストールが終了したら、/Volumes/EFI/EFI/CLOVER/kexts/Otherに移動して「kextを集める」で用意したkextをここにコピーします。 .dSYMファイルは不要です。.kextだけが必要です。

/Volumes/EFI/EFI/CLOVER/kextsフォルダの中には、Otherフォルダと、10.xxフォルダがあります。この違いは以下です。Cloverがkextをインジェクトしようとするとき、10.xxフォルダのkextは、macOSのバージョンが合致している時だけインジェクトされます。ところがmacOSのバージョンに依存するkextはほとんどありません。また、macOSをアップデートした時にそのバージョン番号のフォルダを用意することを忘れてしまうと、起動できなくなってしまいます。Otherフォルダのkextは、検出されたmacOSバージョン番号とは関係なくインジェクトされます。なのでOtherフォルダを使うことをお勧めします。

必要なkextはどれ?

VirtualSMC.kextは必須です。これはMacに搭載されているSMC (System Management Controller) チップをエミュレートしてくれます。これによりOSは本当のMacだと思い込みます。これなしではHackintoshできません。

以下のすべてのkextはGoldfish64さんにより整備されたこちらのサイトで入手可能です。それぞれのkextは更新されると自動的にビルドされます。自分でビルとしたかったら私のLilu And Friendsのスクリプトを使用してください。

Ethernet関係

  • IntelMausiEthernet.kext – これはほとんどのIntel LANチップで動きます。
  • AppleIntelE1000e.kext – これは古いIntel LAN チップで動きますが、新しいチップではカーネルパニックすることもあります。
  • AtherosE2200Ethernet.kext – これはほとんどのAtheros または Killer のチップで動きます。
  • RealtekRTL8111.kext – これはほとんどのギガビットRealtek LAN チップで動きます。
  • RealtekRTL8100.kext – これは10/100bps Realtek LAN チップで動きます。

USB関係

多分 USBInjectAll.kextが必要です。もし、H370, B360, H310のCoffee Lake system、またはX79/X99/X299を使うなら、XHCI-unsupported.kextも必要になると思います。

10.11からアップルはUSBコントローラごとに15個のポート数制限をしています。大した問題ではないと思われるかもしれませんが、USB 3ポートは2個(USB 3として1個、USB 2として1個で合計2個)としてカウントされますので、この制限には割と簡単に到達してしまいます。

Skylake以降では、USB 2とUSB 3はXHCIとしてのみ扱われて、それぞれのUSB 3が2個としてカウントされ、すぐに制限に達します。USB 2をEHCIに割り当てることで改善する方法もあります。これにはRehabManさんの FakePCIID.kext + FakePCIID_XHCIMux.kext を使います。これによりXHCIの負担を軽減します(ただし一部のチップセットでしか機能しません)。

Audio関係

マザーボードのAudioチップがサポートされたコーデックであるなら、/u/vit9696さんの AppleALC.kext と、これと一緒に使う Lilu.kext が必要です。AppleALCはAppleHDA.kextに動的にパッチ当てし、macOSのオーディオでサポートされていないコーデックを動かす機能があります。スリープ復帰後のオーディオ機能を手助けする機能もあります。

Graphics関係

GPUのためには、WhateverGreen.kextと、支援kextである Lilu.kextを使うべきです。これは、以前は別々のkextであった、IntelGraphicsFixup, NvidiaGraphicsFixup, CoreDisplayFixup, Shikiの機能を合わせ持っています。

WiFi と Bluetooth関係

Appleは最低限のWiFiチップしかサポートしていません。そこで、2つのチップセットだけを紹介します。私は、PCIeアダプタに取り付けたBCM94360CDと、BCM94352HMB / BCM94352Z だけを使っています。BCM94360CDはOOBでバニラなままで動きます。BCM94352風味の場合では、 WiFi設定のためにAirportBrcmFixup.kextと Lilu.kextを使い、 さらに、BrcmBluetoothInjector.kext (10.13.6以降の場合) または BrcmPatchRAM2.kext を、 BrcmFirmwareData.kext と一緒に使います。すべてのBrcm* kextsという名前のkextは、RehabManさんの OS-X-BrcmPatchRAM から入手可能です。

その他

使用するハードウェアに応じて、これ以外のkextも必要になるかもしれません。でもこのガイドは一般的で基礎的な内容を目指したので、あとはGoogleで検索してください。

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