RestrictEvents.kextで更新通知を有効化する

RestrictEvents.kextを使って、Sonomaの更新通知が来るように設定しました。またCPU種類が表示されるようにもしました。

RestrictEvents.kextを導入

Sonomaにしてから、macOSのアップデートの通知が来なくなったという記事を書きました。その記事へのコメントで「RestrictEvents.kextを入れてsbvmmを設定すればアップデートが表示されますよ」と教えていただきました。こちらで公開されているkextです。

その説明によるとRestrictEventsは、ハードウェア互換性を確保するために、不要なプロセスをブロックしたり、機能を復活させるためのkextで、Lilu.kextの機能を利用しているとのことです。これをダウンロードして、EFI/OC/Kextsの中に入れました。また、config.plistのKernel/Addの中に、このkextのことを追記しました。Liluを利用するkextなので、Liluの記述より後に記入します。Xplistで編集した様子を、以下に示します。

次に、config.plistのNVRAM/Add/7C436110-AB2A-4BBB-A880-FE41995C9F82/boot-argsに、

revpatch=sbvmm,cpuname revcpu=1

を追加しました。このうち、

revpatch=sbvmm

の部分は、説明によると一部のモデルでネットからの更新を可能にさせる機能とのことです。VMM SBモデルというのが何に相当するのかは、探したものの不明でした。

また、以下の部分では、

revpatch=cpuname revcpu=1

システム情報でのCPUの表示をカスタマイズします。RestrictEvents.kextの効果は、以下で確認します。

ソフトウェア更新通知が来る

Sonomaになってから、ソフトウェア更新の通知が来なくなってました。それが復活しました。リンゴマークのメニューに「アップデート」の表示がされるようになりました。App Storeの更新も復活してます。

システム設定を開くと、Sonoma 14.1.1のアップデートが可能になってます。

CPUの種別が表示される

「このMacについて」や「システム情報」で、CPUの名前が表示されなくなってました。いつ頃からなのか不明なのですが、Macで使われていないCPUを使っているので、仕方ないかと思ってました。これが復活しました。

ターミナルからは、sysctlコマンドでCPU名を取得できていました。

% sysctl machdep.cpu.brand_string
machdep.cpu.brand_string: 13th Gen Intel(R) Core(TM) i9-13900KF

この情報が表示されるようになるようです。システム環境設定では、今までは、「プロセッサ名」がUnknownだったものが、

正しく表示されるようになりました。

「このMacについて」でも、以下のようにCPU名表示されるようになりました。

 

まとめ

RestrictEvents.kextを使い、Sonomaのアップデートの通知が来るようにしました。また、CPU種類の表示も復活させました。この他に、RestrictEvents.kextを使うことで、

  • MacBookAir と MacBookPro10,xで「システム情報」のメモリータブを表示させる、
  • MacPro7,1でPCI構成の警告を表示させない、
  • 「初期化されていないディスク」との警告を表示させない、
  • コンテンツキャッシングを可能にする、
  • Ivy BridgeでCoreGraphicsがクラッシュする問題を解決する、

などの設定が可能とのことです。

 

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です