OpenCore 1.0.2 から1.0.3に更新

OpenCoreの1.0.3が公開 (2024年12月4日) されていたので1.0.2からアップデートしました。config.plistに追加された項目はありません。なので1.0.2 のconfig.plistそのままでも動きます。

1.0.3をダウンロードする

公式のダウンロードページは以下です。Kext Updater.appがダウンロードしてくれる内容を使っても良いです。大きな変更は無です。

OpenCore 1.0.3とmacOS Venturaで動作確認していた手元のマシンは以下です。

  • ASRock Z690 Steel Legend + 13900K
  • Radeon RX 6600 KT
  • macOS Sequoia 15.1.1
  • OpenCore Legacy Patcher 2.2.0 (WiFi対応のため)

今回のタイミングでAppleALC.kext, Lilu.kext, WhateverGreen.kextがアップデートされてましたので、これも最新にしました。

EFIのバックアップを取る

何かあって起動しなくなると大変ですから、EFIのバックアップをとっておきます。EFIフォルダをどこかにコピーしておけば良いだけの簡単な作業です。Kect Updaterには、EFI Backupというボタンがありますからこれを押すと ~/Documents/EFI-Backup/EFI_Backup_2024.12.13-19-17.zipというような名前でバックアップしてくれるので、さらに簡単です。ただ、起動しなくなった場合に、このファイルにアクセスできる手段は用意しておく必要があります。通常はAPFSなので、EFIシェルやWindowsからはアクセスできません。

起動しなくなった場合に即座に対応したいならば、FAT32でフォーマットしたUSBメモリに、EFIという名前のフォルダを作り、起動に使っているEFIファイル類をコピーしておくと良いです。BIOSからこのUSBメモリを指定すれば、アップデート前と同様に起動します。

.efiファイルを差し替える

更新するために、今までと同様に、X64/EFIフォルダの中身を、現用のファイルと入れ替えます。入れ替えるべきファイルは、いつもの通り以下でした。

  • BOOT/BOOTX64.efi
  • OC/OpenCore.efi
  • OC/Driversの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenCanopy.efi, OpenRuntime.efi, ResetNvramEntry.efiでした。
  • OC/Toolsの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenShell.efiでした。

ACPIとKextsは、OpenCoreのアップデートには含まれないので変更不要です。

config.plistを作り直す

現在のconfig.plistをconfig_old.plistと改名し、配布パッケージに入っているsample.plistをコピーして持ってきて、これをconfig.plistにしました。Xplistを使って、双方を開いて、古いconfig.plistの項目をコピーする方針で、新しいconfig.plistを作ります。

この際、plist直下の#WARNINGの4行と、plist/NVRAM/Add/7C436110-AB2A-4BBB-A880-FE41995C9F82の#INFO (prev-lang:kbd)のコメント行は、それぞれ削除しました。特に後者は、これが書いてあると起動に失敗することがあります。

今回追加された項目はありませんでした。古いconfig.plistのままでも、変更なしで起動すると思います。

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