macOSの良いところはたくさんあります。インクリメンタルバックアップのTime Machineが、OS標準でサポートされていることも、他のOSにない、大きなメリットです。Time Machineのおかげで何度も助けられました。
スタイリッシュなMacintoshと違って、いくらでもHDDを内蔵できる無骨な自作Hackintoshなのですから、是非ともTime Machine専用のドライブを搭載して、Time Machineを動かすべきです。内蔵ドライブにバックアップすれば、ネット越しよりも高速にバックアップできます。なので、OSがバックアップ作業をしていることに気づくことは滅多にありません。快適です。
今だと、3TBの3.5インチHDDが一番お得な製品です。これを1台内蔵して、全部をバックアップ領域にしてはどうでしょうか。バックアップメディアが大きいほど、過去のデータに戻れます。目安としてはオリジナルデータの2-4倍あると良いらしいです。
Time Machine用ドライブの活用
単純に全部をバックアップ領域にしても良いです。
- 3TBの3.5インチHDDの全体をTime Machine領域にする
でも、3TB HDDのESP領域は何にも使われていません。それなら、このHDDのESPにCloverとkextなど、メインボリュームのESPと同じものを入れるのも良いと思います。Hackintoshしていると、「メインボリュームのESPに手を入れていたら、起動しなくなってしまった」というピンチを一度は経験します。間違った設定を元に戻したくても、起動しないので作業ができないという状況です。ESPのバックアップがあれば、そんな時にもあわてなくてすみます。マザーボードのUEFI設定で起動ドライブをTime Machineのドライブにすれば良いのです。
- 3TBの3.5インチHDDのESPにメインのESPをバックアップする
- 残りの領域ををTime Machine領域にする
ESPは、内蔵HDDだけでなく、当然ながら外付けのHDDやUSBメモリにもバックアップしておけます。でも内蔵ドライブにバックアップしておくと、紛失する心配がありません。間違いなく必ず筐体の中にあって、どこかに行ってしまうことはありませんから。
また、3TB HDDに60GBくらいのパーティションを作って、ここにmacOSもバックアップして置くと、さらに安心です。
- 3TBの3.5インチHDDのESPにメインのESPをバックアップする
- 頭に60GBくらいのパーティションを作ってここにmacOSをバックアップする
- 残りの領域ををTime Machine領域にする