新製品Radeon RX 6500 XT はmacOSで動く?

AMD Radeon RX 6500 XTの販売が始まりました。6000シリーズの最下位モデルで、価格は3万円台前半くらいです。GPUが高騰している昨今にしてはそこそこ安価です。macOSで使えると良いのですが、残念ながら動かないのではないかと言われています

6000シリーズのGPU型番は、Navi 21, 22, 23, 24です。今回のRX 6600 XTはNavi 24を搭載しているそうです。なので、GPU型番とRX 6000シリーズの関係は以下になります。

  • Navi 21は RX 6800, RX 6900シリーズに搭載
  • Navi 22は RX 6700シリーズに搭載
  • Navi 23は RX 6600シリーズに搭載
  • Navi 24は RX 6500 XTに搭載

macOSはBig Sur 11.4からRX 6900 XT, RX 6800 XT, 6800に対応し、

Monterey 12.1からRX 6600 XT, 6600に対応しています。

しかし、6700, 6700 XTは動きませんでした。macOSにはNavi 21, 23のドライバが含まれているものの、Navi 22のドライバは用意されていないためと考えられます。なので、Nav 24を搭載する6500 XTに関しても、6700シリーズと同様に、macOSが動かないと予想されています。

今後サポートされる可能性

将来のmacOSで6500 XTがサポートされる可能性も低いと思われます。

現在、Navi 21を搭載したMac Pro用のグラフィックスカードはAppleから販売されています。Navi 23ベースの製品はまだ発売されていません。今後、最も安価なグラフィックスカードとして発売されるのではないかと思われます。でも、なかなか発売されないので不透明です。ドライバーだけでも提供されているのは、幸運なことかもしれません。

そう考えると、さらに下位モデルのNavi 24用のドライバは、今後も提供されないのではないでしょうか。Navi 23はM1 MaxのiGPUより一回り性能が良いので、これを搭載する意味はありました。でも、M1のiGPUより性能が劣るNavi 24をサポートする必要性は低いと考えられるからです。

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