OpenCoreの0.8.3が公開されていたので0.8.3 Nightly Buildからアップデートしました。0.8.3公開で、macOS 13対応が確立した印象です。config.plistに追加された項目はありませんので、0.8.2, 0.8.3 (NB) のconfig.plistそのままでも動くはずです。
0.8.3をダウンロードする
公式のダウンロードページは以下です。Kext Updater.appがダウンロードしてくれる内容を使っても良いです。
OpenCore 0.8.3とmacOS 13 Public Beta 2で動作確認している手元のマシンは以下です。また、kext類はKext Updaterを使って最新版に入れ替えてあります。
- ASRock Z690 Steel Legend + 12900K + Radeon RX 6600 KT + macOS Ventura PB2
.efiファイルを差し替える
更新するために、今までと同様に、X64の方のフォルダの中身を、現用のファイルと入れ替えます。入れ替えるべきファイルは、いつもの通り以下でした。
- EFI/BOOT/BOOTX64.efi
- EFI/OC/OpenCore.efi
- EFI/OC/Driversの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenCanopy.efi, OpenRuntime.efi, ResetNvramEntry.efiです。
- EFI/OC/Toolsの中のうち、現在使用しているもの:手元のマシンでは、OpenShell.efiです。
ACPIとKextsは、OpenCoreの範疇では無いので変更不要です。
config.plistを更新する
現在のconfig.plistをconfig_old.plistと改名し、配布パッケージに入っているsample.plistをコピーして持ってきて、これをconfig.plistにしました。Xplistを使って、双方を開いて、古いconfig.plistの項目をコピーする方針で、新しいconfig.plistを作りました。
config.plistの変更点はありませんでした。変更なしで、問題なく起動しました。macOS 13 Public Betaは非常に安定しているので、このままメインで使い続ける予定です。秋の正式版リリースが楽しみです。