Monterey 12.3 でユニバーサルコントロールを使う

macOS Monterey 12.3が配布されたので12.2.1からアップデートしました。問題なくアップデートできました。アップデート情報は以下にあります(現時点では12.3の解説はありません)。ユニバーサルコントロールが使えました。

アップデートしたマシンは以下です。OpenCore 0.7.9で起動していて、kext類は最新です。

  • ASRock Z590 Extreme + 10900K + Radeon RX 6600 XT + BCM94360NG

システム環境設定のソフトウェアアップデートに、12.3のアップデートの通知が来ていました。

アップデートにより、

  • 「ユニバーサルコントロール(ベータ)」が追加
  • 「空間オーディオ」「絵文字」が改良
  • Podcastのエピソードが追加
  • Safariの翻訳がイタリア語と中国語に対応
  • ショートカットがリマインダーでのタグに対応
  • 保存済みパスワードにメモを追加可能
  • バッテリ容量測定の精度改善
  • TVアプリと写真アプリのバグに対応

などが実現されるようです。中でも、ユニバーサルコントロールは目玉機能で、世間で注目されてます。Hackintoshで動くのかどうか、是非とも試したいところです。

早速アップデートしました。「今すぐインストール」ボタンを押すと、4.38GBのファイルがダウンロードされ、その後、自動的に3回再起動して、12.3に更新されました。いつもと同様に、再起動の際のOpenCore起動ボリューム選択には、通常の起動ボリュームと同じ名前の選択肢が現れて、そちらがデフォルト選択されています。

再起動はデフォルトで選択されているボリュームのまま進めて大丈夫で、操作不要でした。放置しておいたら、何の問題もなくMonteret 12.3が起動しました。ビルドは21E230です。

ユニバーサルコントロールを試す

早速、話題のユニバーサルコントロールを試しました。これを使うためには、システム環境設定のディスプレイから、ユニバーサルコントロール…ボタンを押して設定します。現れるチェックボックスを、とりあえず全部有効にします。

iPadを使う場合は、これも最新のiPadOS 15.4にアップデートしておきます。次に、iPadの「設定」を開き、「一般」から「AirPlayとHandoff」を開いて「カーソルとキーボード」をオンにしておきます。

他のマシンの用意ができたら、macOSのディスプレイから「ディスプレイを追加」を選びます。これで追加するマシンを選べます。以下の例では、中央が、今回12.3をインストールしたASRock Z590 Extreme + 10900Kマシンです。左がMacBookで、右がiPadです。

この配置の場合、ASRock Z590 Extreme に接続したトラックパッドのポインターを、画面左に持っていくとMacBookにポインターが移動します。画面右に持っていくとiPadに移動します。それぞれのマシンに移動した後、テキストが入力できる場所でクリックすると、そこにカーソルが現れ、キーボードから入力できるようになります。とても便利です。ASRock Z590 Extremeの機種設定はApple T2セキュリティチップ搭載機種のiMac20,1に設定しています。このことでユニバーサルコントロールが動かないのではと心配していましたが、全く問題ありませんでした。

Macとの連携は、今までも、画面共有をすればほぼ近い操作が可能なので、それほど大きな変化ではないかもしれないです。でも、iPadとの連携はすごいです。iPadでの文字入力が楽になるので、iPad用のキーボードを買う必要が無くなったかもしれないです。また、写真ファイルなどをドラッグ&ドラッグすると、その写真を貼り付けられます。ファイルの移動も簡単にできます。今のところ連携できるのは、Mac同士、もしくはMacとiPadだけのようです。この先、MacとiPhoneが連携できたら、ますます便利になるのではと思いました。

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