macOS Sequoia 15のDeveloper Beta 8が2024/8/29に公開されていました。ビルドは24A5331bです。前回のDeveloper Beta 7に引き続き、このDeveloper Beta 8も自作PCにインストールしてみました。マシン構成は、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600です。OpenCore、kext類は最新です。OpenCoreの設定は、Sonoma 14.6.1を起動している設定と全く同じです。使用できないSequoiaの機能はあるかと思いますが、基本的に動作します。
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Beta 8インストーラを入手
今回もsoftwareupdateコマンドを使いました。まずは、「システム環境」「一般」「ソフトウェアアップデート」でベータアップデートを有効にすると、アップデートが表示されます。Public Betaを選ぶとBeta 6が、Developer Betaを選ぶとBeta 8がダウンロードできるようになります。
softwareupdateコマンドで確認すると、どちらを選んでもビルド番号は24A5331bで、同じもののようです。以下では単にBeta 8と書くことにします。
% softwareupdate --list-full-installers Finding available software Software Update found the following full installers: * Title: macOS Sequoia Beta, Version: 15.0, Size: 14086413KiB, Build: 24A5331b, Deferred: NO (以下略)
softwareupdateコマンドでVersion 15.0のダウンロードを指定すると、Beta 8をダウンロードできました。
% softwareupdate --fetch-full-installer --full-installer-version 15.0
Scanning for 15.0 installer
Installing: 25.0%
Installingの数値が100%になると、表示がInstall finished successfullyに変化し、終了します。すると、「アプリケーション」の中に、Install macOS Sequoia Beta.appというインストーラが出来上がってました。
インストールする
インストールしたコンピュータは、ASRock Z690 Steel Legend、13900KF、 Radeon RX 6600の自作PCです。ブートローダーはOpenCore 1.0.1で、macOS 14.6.1で動作しています。ここから、先のInstall macOS Sequoia Beta.appを開くと、インストーラウィンドウが現れました。
この後は、通常のmacOSのインストールと同様です。テスト用に250GBの2.5インチSATA SSD(名前はSequoia)を用意しました。これをインストール先にします。
このSSDには、前回インストールしたBeta版が入ってます。上書きインストールになります。このSSDのESP (EFI System Partition) 部分にはOpenCoreは入っていません。なので、マザーボードのEFIの起動設定は変更せず、今まで通りの起動SSD(macOS 14.6.1が入っているSSD)で行いました。なので、OpenCoreの設定や使用kext類などは、Sonomaの場合と全く同じものを使用したことになります。
インストールの準備が終わると、再起動を促す表示が現れます。
この先3回再起動し、最初はmacOS Installerというボリュームから起動し、次回以降はインストール先に指定したボリュームから起動しました。
動作確認
この先、無事にmacOS Sequoiaが動作しました。前回同様、Radeon RX 6600のDP端子にも画像が出ました。日本語変換のインラインインタフェースも前回同様に正常動作しました。
これは仕方ないことですが、WiFiは動いていません。Open Core Legacy Patcher (OCLP)が対応してくれるはずです。現状はまだ未対応なので、今のOCLPをSequoiaで試さない方が良いそうです。
まとめ
macOS Sequoia Developer Beta 8を動かして、OpenCoreの最新版で動作することを確認しました。今回も、Sonomaを起動しているOpenCore設定と全く同じ設定で、動作しました。