macOSで使えるGPU
MacのThunderbolt 3コネクタに接続する外部GPUボックス
を販売しているSonnet社が、macOS 10.15.1以降と互換性のあるグラフィックスカードの一覧を以下のPDFファイルで公開しています。
各ブランドごとの多数のモデルを掲載しています。Sonnetの外部GPUボックスは、AppleのExternal Graphics Development Kitにも採用されているほぼ純正みたいな存在です。なので、このリストで互換性があるとされたグラフィックスカードは、Hackintoshで、そのまま動くカードと考えて良いです。市場に出回っている多数の製品に対して互換性がチェックされているようですので、Hackintosh用グラフィックスカード購入の際は、これで確認しておきましょう。 これを見ると、例えば、AMDリファレンス(ファンデーション)バージョンでは、以下のMがマークされた機種がmacOSと互換のようです。
主に、GPUチップによってのみ互換・非互換が決定するようです。まとめると以下のようになります。ただ、一部のブランドでは互換性が無いとされているモデルもあります。互換性確認ができていないだけなのか、何らかの問題があるのかは不明ですが、そのようなモデルは避けた方が良いと思います。
- RX 470, RX 480, RX 570, RX 580は互換性あり
- RX 560, RX 590は10.14.6から互換性あり
- RX 460, RX 550は互換性なし
- RX Vega 56/64は互換性あり
- Radeon VIIは10.14.6から動くがスリープ・シャットダウンでファンが全開になる
- RX 5500は非互換で、RX 5700, RX 5700 XTは互換性あり
- R9 NANO/FURY は互換性なし
- WX 5100は非互換で、WX 7100, WX8200, WX 9100は10.15.1から互換性あり
- NVIDIA GeForce は互換性なし
また、Mac mini 2018では以下の制約があるそうです。
- 10.15.1ならば、Vega 56, Vega 64, WX8200, WX9100, Radeon 5700, Radeon 5700XTはGPUカードにモニターを接続してブートできるものの、
- RX 560/570/580/590の場合はiGPUのHDMI端子にのみブート表示が出る。
以前の情報
古いmacOSに関する記述についてははこちらもご覧ください。